凝り性といわれても・・・羽毛工房がバージョンアップ
テーマ:羽毛ふとんのお話
2009/07/21 00:52
創業120周年記念の目玉でもある 羽毛の除塵機と充填機の設置が本日やっと終わり、試験運転も無事すみました。
写真は明日載せます。
これで理想とする羽毛工房にかなり近づけたのではないかと思います。
羽毛の手作り仕立てとリフォームを店頭で行えるようにしたのは、今から20年ほど前のこと。まだ羽毛ふとんは普及途上でしたが、お客様に安心の中身を届けたいという気持ちから、R&Rシステムという機械を導入して始めました。
当初はそれでも、ほとんど既製品を販売していたのです。そのうちに、既製品の品質が落ちるのに対応して、少しずつオリジナル化をすすめ、6,7年ほど前からは80%以上がオリジナル、2年前からは完全にオリジナルへ移行しました。
同時に、リフォーム(仕立て直し)も増えていきましたが、スチーム洗浄では洗いが十分ではありません。結構汚れの強いものが多いのです。たまたま、カウフマン社の前会長で世界羽毛協会の会長でもあったボーラー氏から、ドイツで程度の良い羽毛リフレッシュマシンの中古品がある、との情報をいただき、2年半前に導入をいたしました。
これで洗いは完璧といっていいのですが、除塵に不満が残りました。大きなフェザーは分別できるのですが、除塵が十分でない。なんとかできないか・・・
R&Rシステムも20年使用して、計量充填が出来なくなっていました。数年前から充填機の新調を考えていたのですが、今回除塵機とあわせての導入となりました。充填機はマスごとの重量を1g単位で計測して充填できる凝り性タイプ。「どうせするなら、中途半端でないものを」ということで3つの計量器を使って精密に測定します。
さらに、吹込み機には秘密兵器ともいえる、大型サイクロン式です。
これにより、日本羽毛協会が定める最高レベルのプレミアムダウンウォッシュに相当する、一枚ずつの羽毛直洗いに加え、乾燥除塵-送風分別-除塵-サイクロン除塵という5段構えでホコリを取りながら、リフォームが可能です。
機械メーカーさん曰く「(一般の小さな)工場で、これだけの設備をもっているところはないよ」
たぶん、羽毛ふとんのリフォームとしては国内で最高レベルを提供できるでしょう。
今月末には壁を付けて(そのままだと結構音が大きいので)完成になります。
ご期待ください。
写真は明日載せます。
これで理想とする羽毛工房にかなり近づけたのではないかと思います。
羽毛の手作り仕立てとリフォームを店頭で行えるようにしたのは、今から20年ほど前のこと。まだ羽毛ふとんは普及途上でしたが、お客様に安心の中身を届けたいという気持ちから、R&Rシステムという機械を導入して始めました。
当初はそれでも、ほとんど既製品を販売していたのです。そのうちに、既製品の品質が落ちるのに対応して、少しずつオリジナル化をすすめ、6,7年ほど前からは80%以上がオリジナル、2年前からは完全にオリジナルへ移行しました。
同時に、リフォーム(仕立て直し)も増えていきましたが、スチーム洗浄では洗いが十分ではありません。結構汚れの強いものが多いのです。たまたま、カウフマン社の前会長で世界羽毛協会の会長でもあったボーラー氏から、ドイツで程度の良い羽毛リフレッシュマシンの中古品がある、との情報をいただき、2年半前に導入をいたしました。
これで洗いは完璧といっていいのですが、除塵に不満が残りました。大きなフェザーは分別できるのですが、除塵が十分でない。なんとかできないか・・・
R&Rシステムも20年使用して、計量充填が出来なくなっていました。数年前から充填機の新調を考えていたのですが、今回除塵機とあわせての導入となりました。充填機はマスごとの重量を1g単位で計測して充填できる凝り性タイプ。「どうせするなら、中途半端でないものを」ということで3つの計量器を使って精密に測定します。
さらに、吹込み機には秘密兵器ともいえる、大型サイクロン式です。
これにより、日本羽毛協会が定める最高レベルのプレミアムダウンウォッシュに相当する、一枚ずつの羽毛直洗いに加え、乾燥除塵-送風分別-除塵-サイクロン除塵という5段構えでホコリを取りながら、リフォームが可能です。
機械メーカーさん曰く「(一般の小さな)工場で、これだけの設備をもっているところはないよ」
たぶん、羽毛ふとんのリフォームとしては国内で最高レベルを提供できるでしょう。
今月末には壁を付けて(そのままだと結構音が大きいので)完成になります。
ご期待ください。