クールジェルの評価

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
何回か書いてますが・・・相変わらずなのでもう一度。

昨日、あるお客様から「子どもが暑がるので、冷えるジェルシートみたいなのがあるけど、どうですか?」とのご質問。

朝までクールパッド


夏の寝具の基本は2つです
1.出来るだけ素早く吸湿・発散して寝具の湿度を上げないこと
2.寝具にこもりやすい温度をできるだけうまく逃がすこと(排熱)
特に子どもは代謝量が大きいので、冷やすよりも汗を吸う方を重視してやる必要があります。

クールジェルシートの問題点は
1.汗を吸わない
2.身体の温度と平衡すると、生ぬるくなる
ことですね。使っているうちに、温度が上がってしまうと、汗を吸わないために蒸れてしまい不快感が強くなるということです。

クールジェルシートは使い始めにかなり身体を冷やします。ところが身体の表面をあまり冷やしすぎると、皮膚近くの血行が悪くなり、あまり好ましい状況ではありません。

どうすればいいか?
まず、身体表面から汗を素早く吸うことを第一の目標にします。理想は熱も逃がすし、吸湿も行える麻わたを使ったパッド、それ以外にはパシーマ(敷はサニセーフ)などの中わたに脱脂綿を使ったものが優秀です。残念ながら汗取りパッドとして販売されている敷パッドのほとんどが表面はパイルや麻の素材であっても、中わたがポリエステルです。

もちろん、ポリエステル層もうまく使えば、湿気を逃がす通路になってくれますが、肌のすぐ側は天然素材がベスト。

湿気を逃がすには、その吸湿層の下に空気層を作ります。ハニカムシートなどですね。

クールジェルシートを使うとすれば、その下ですね。直接的な冷感は感じにくくなりますが、放熱をうまく吸収することができますし、冷感が長持ちします。

優先順位とすれば、まず汗を吸う敷パッド、次に表面の熱を逃がしやすくするために、接触面で麻のような熱伝導性の高い素材を使うこと。次に汗を放出する通路の確保。それから、ジェルシートでしょうね。

順番を間違えないこと





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