ビル・ゲイツの思い出
テーマ:コンピュータ
2008/06/22 11:32
ビル・ゲイツが一線を退くという報道を聞いて、約30年ほど前のことが思い出されました。
といっても直接本人に会ったという訳ではありません。
当時、大学2年生。同年の従兄弟が「おい、マイクロコンピュータが出たぞ」・・・というのはトレーニングキットが市販された頃。NECのTK-80がその代表格でした。16進数で8080CPUの機械語入力するスタイルです。
その頃アメリカでは、すでにBASIC言語が流行っていました。最初はPalo-Altoで作られた整数型のTiny-BASICですね。そのスタンダードともなった、Altair8800用のマイクロソフトBASICの中身を見たときにぶっ飛びました。
「ビル・ゲイツって天才」
一番感心したのは、文字型変数の扱いです。APPLE2のBASICやHPのBASICが文字型変数はあらかじめ領域確保して静的に使うタイプに対し、MICROSOFT BASICはポインタを使って動的に長さを自由に変えることができたのです。IBMのディスケットファイルシステムに対する、現在のFATシステムみたいなものですね。
文字列領域が少なくなると、開いた領域を探すガーベージコレクションが行われて(FATにおけるDEFRAGみたいなこと)、処理が途中で止まったりするのは愛嬌でしたが、その考え方がすごいのと、8Kバイトのメモリの中にこれだけの言語処理機能を組み込んじゃうんですよね。(8Kというのはプログラムエリアも含めてだったので、確か実際の処理系は5K程度だったはず。後述のスタートレックは言語処理プログラム=インタープリタ含めて8Kのメモリで動作した。BASICは4Kバージョンもあったらしいが見たことない)
当時はメモリも8Kバイト程度(8Mじゃないよ)、私が初めて買ったTRS-80も16Kバイトでしたから、少ないメモリで如何にうまく動かせるかが、ソフトウェア技術者の見せどころでした。有名なスタートレックのプログラムもすごいですね。いかにエレガントにプログラムを作るかという、ソフトウェア技術の美学のようなものがあった古き良き時代です。
その後ソフトウェアづくりにはまり、卒論はコンピュータシミュレーションで取りましたが、アメリカで作られたオペレーティングシステム(まだCP/Mの時代)の解析をすればするほど、そこにある思考の新しさにショックを受けたものです。
今ではWindowsも、力でねじ伏せるようなシステムになってしまいましたが、日本語Windows2.1が手元にあります。今から見ると、実にほほえましいシステムです。
マイクロソフト帝国となってしまったビル・ゲイツを揶揄する向きもありますが、若き日の彼の仕事っぷりはすごく、APPLEのJobsと同様あこがれですね。
といっても直接本人に会ったという訳ではありません。
当時、大学2年生。同年の従兄弟が「おい、マイクロコンピュータが出たぞ」・・・というのはトレーニングキットが市販された頃。NECのTK-80がその代表格でした。16進数で8080CPUの機械語入力するスタイルです。
その頃アメリカでは、すでにBASIC言語が流行っていました。最初はPalo-Altoで作られた整数型のTiny-BASICですね。そのスタンダードともなった、Altair8800用のマイクロソフトBASICの中身を見たときにぶっ飛びました。
「ビル・ゲイツって天才」
一番感心したのは、文字型変数の扱いです。APPLE2のBASICやHPのBASICが文字型変数はあらかじめ領域確保して静的に使うタイプに対し、MICROSOFT BASICはポインタを使って動的に長さを自由に変えることができたのです。IBMのディスケットファイルシステムに対する、現在のFATシステムみたいなものですね。
文字列領域が少なくなると、開いた領域を探すガーベージコレクションが行われて(FATにおけるDEFRAGみたいなこと)、処理が途中で止まったりするのは愛嬌でしたが、その考え方がすごいのと、8Kバイトのメモリの中にこれだけの言語処理機能を組み込んじゃうんですよね。(8Kというのはプログラムエリアも含めてだったので、確か実際の処理系は5K程度だったはず。後述のスタートレックは言語処理プログラム=インタープリタ含めて8Kのメモリで動作した。BASICは4Kバージョンもあったらしいが見たことない)
当時はメモリも8Kバイト程度(8Mじゃないよ)、私が初めて買ったTRS-80も16Kバイトでしたから、少ないメモリで如何にうまく動かせるかが、ソフトウェア技術者の見せどころでした。有名なスタートレックのプログラムもすごいですね。いかにエレガントにプログラムを作るかという、ソフトウェア技術の美学のようなものがあった古き良き時代です。
その後ソフトウェアづくりにはまり、卒論はコンピュータシミュレーションで取りましたが、アメリカで作られたオペレーティングシステム(まだCP/Mの時代)の解析をすればするほど、そこにある思考の新しさにショックを受けたものです。
今ではWindowsも、力でねじ伏せるようなシステムになってしまいましたが、日本語Windows2.1が手元にあります。今から見ると、実にほほえましいシステムです。
マイクロソフト帝国となってしまったビル・ゲイツを揶揄する向きもありますが、若き日の彼の仕事っぷりはすごく、APPLEのJobsと同様あこがれですね。
地球温暖化対策その6 WARM SLEEP
テーマ:眠りのお話
2008/06/22 01:26
蒸し暑い梅雨の話題にはそぐわないのですが、シリーズ6はWARM SLEEP
冬暖房エネルギーを減らすために暖かい寝具を使いましょうということです。
もともと、ふとんのイメージといえば「あったかーい」ということですから、わざわざWARM SLEEPってどういうことかというと、ずばり「敷の保温力を上げる」ということです。
どうも「寒い」と「掛ふとんを掛ける」という人が多いようです。しかしながら、体の熱は多くが敷から逃げていることに気がついてください。もし、あなたが厚さ15㎝以上のマットレスでベッドをお使いでしたら、あまり心配は要りません。逆にせんべい布団を1枚だけ敷いて畳で寝ている人は要注意です。
せんべい布団だと体重がかかった部分の厚さは1~2㎝程度。一方厳冬での畳の温度は、家の構造にもよりますが5~10℃ぐらいでしょうか。ということは、36℃の体温は1~2㎝のふとんをはさんで、5~10℃の畳と接しています。これでは、体温は畳に吸い取られます。そのため電気毛布を使う方が多いのですが、これは体に非常に悪影響を及ぼします。
対応策は「2枚敷」。ふとんを重ねることにより空気の層が重なって保温力をアップします。肌に接する上部のほうは保温性の高いウール100%が良いですね。敷毛布はアクリルの方が保温性だけを見れば良いのですが、体にストレスをかけにくいのは天然素材。これもウールがおすすめです。
ご年配の方は加齢と共に代謝量が減り、自分で体温を作り出すことが次第に困難になってきますから、畳の上よりもベッドにされることをおすすめします。これは保温だけでなく、床から起き上がる時やふとんの上げ下ろしなど体に負担のかかることをできるだけ避けるためでもあります。
「ベッドは・・・」という方も、ヒュスラーネストのリフォーマエレメントのような、折りたたみのできるウッドスプリングを使うことによって、保温性を向上させるだけでなく、体に負担のかからない眠りができるようになります。
冬暖房エネルギーを減らすために暖かい寝具を使いましょうということです。
もともと、ふとんのイメージといえば「あったかーい」ということですから、わざわざWARM SLEEPってどういうことかというと、ずばり「敷の保温力を上げる」ということです。
どうも「寒い」と「掛ふとんを掛ける」という人が多いようです。しかしながら、体の熱は多くが敷から逃げていることに気がついてください。もし、あなたが厚さ15㎝以上のマットレスでベッドをお使いでしたら、あまり心配は要りません。逆にせんべい布団を1枚だけ敷いて畳で寝ている人は要注意です。
せんべい布団だと体重がかかった部分の厚さは1~2㎝程度。一方厳冬での畳の温度は、家の構造にもよりますが5~10℃ぐらいでしょうか。ということは、36℃の体温は1~2㎝のふとんをはさんで、5~10℃の畳と接しています。これでは、体温は畳に吸い取られます。そのため電気毛布を使う方が多いのですが、これは体に非常に悪影響を及ぼします。
対応策は「2枚敷」。ふとんを重ねることにより空気の層が重なって保温力をアップします。肌に接する上部のほうは保温性の高いウール100%が良いですね。敷毛布はアクリルの方が保温性だけを見れば良いのですが、体にストレスをかけにくいのは天然素材。これもウールがおすすめです。
ご年配の方は加齢と共に代謝量が減り、自分で体温を作り出すことが次第に困難になってきますから、畳の上よりもベッドにされることをおすすめします。これは保温だけでなく、床から起き上がる時やふとんの上げ下ろしなど体に負担のかかることをできるだけ避けるためでもあります。
「ベッドは・・・」という方も、ヒュスラーネストのリフォーマエレメントのような、折りたたみのできるウッドスプリングを使うことによって、保温性を向上させるだけでなく、体に負担のかからない眠りができるようになります。