地球温暖化対策その6 WARM SLEEP

テーマ:眠りのお話
蒸し暑い梅雨の話題にはそぐわないのですが、シリーズ6はWARM SLEEP
冬暖房エネルギーを減らすために暖かい寝具を使いましょうということです。

もともと、ふとんのイメージといえば「あったかーい」ということですから、わざわざWARM SLEEPってどういうことかというと、ずばり「敷の保温力を上げる」ということです。

どうも「寒い」と「掛ふとんを掛ける」という人が多いようです。しかしながら、体の熱は多くが敷から逃げていることに気がついてください。もし、あなたが厚さ15㎝以上のマットレスでベッドをお使いでしたら、あまり心配は要りません。逆にせんべい布団を1枚だけ敷いて畳で寝ている人は要注意です。

せんべい布団だと体重がかかった部分の厚さは1~2㎝程度。一方厳冬での畳の温度は、家の構造にもよりますが5~10℃ぐらいでしょうか。ということは、36℃の体温は1~2㎝のふとんをはさんで、5~10℃の畳と接しています。これでは、体温は畳に吸い取られます。そのため電気毛布を使う方が多いのですが、これは体に非常に悪影響を及ぼします。

対応策は「2枚敷」。ふとんを重ねることにより空気の層が重なって保温力をアップします。肌に接する上部のほうは保温性の高いウール100%が良いですね。敷毛布はアクリルの方が保温性だけを見れば良いのですが、体にストレスをかけにくいのは天然素材。これもウールがおすすめです。

ご年配の方は加齢と共に代謝量が減り、自分で体温を作り出すことが次第に困難になってきますから、畳の上よりもベッドにされることをおすすめします。これは保温だけでなく、床から起き上がる時やふとんの上げ下ろしなど体に負担のかかることをできるだけ避けるためでもあります。

「ベッドは・・・」という方も、ヒュスラーネストのリフォーマエレメントのような、折りたたみのできるウッドスプリングを使うことによって、保温性を向上させるだけでなく、体に負担のかからない眠りができるようになります。

リフォーマエレメント


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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

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