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夏の極涼掛ふとん 仕上がり!

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
先日ご紹介した、本麻よろけの生地がウォッシャブルの麻ふとんになって仕上がってきた。
名付けて 近江ちぢみ本麻クールケット

よろけ本麻クールケットG

色はブルー、ピンク、グリーン、ブラウン、ブラックの5色。墨のようなブラックもなかなかカッコ良い。

よろけ本麻クールケットBK

生地は 麻100% 60/80近江ちぢみでよろけ織、とにかく軽い+中わた ウォッシャブル麻わた300g サイズは150×200cm。もちろん丸洗いOK。

当初は各色8枚ずつ出来上がってくるはずだったのだが、よろけという織り方のせいか、キズもあって結局30枚の仕上がりである。

価格は19,800円!。通常定番品の近江ちぢみで作っているのが29,800円なので、今回はよろけ織が加わって、逆に10,000円安い! とにかく軽くて吸湿性が良くて、なにより涼しいので、夏の掛けふとんの中ではもっとも気持ち良く眠ることができるグッズの一つである。

明日から店頭に。楽天ショップには週明けぐらいに登場する予定。
これは足が速そうな予感が・・・・

それと遅れていた、本麻クール敷パッドも一緒に仕上がってきた。

本麻クール敷パッド11

表は25番手という厚手のリネン麻100%の生地で生成色。(リネンの生成はフラックスといってグレーベージュ色)。昨年までのバージョンは裏面は綿100%だったが、今年はラミー麻40番手の生地を採用。お好みでリバーシブルで使うことができるという大幅バージョンアップ。しかも・・・価格は14,800円! 昨年は片面で15,750円だったが、値打ちな生地を手に入れることができたからである。 サイズは100×205cmのシングルのみ。

これも明日から店頭に登場である。

東京で(3)

テーマ:よもやま話
今日は、最初に西洋美術館で開催されているレンブラント展へ。版画が中心だが、結構な人出である。
展示もそうだが、ル・コルビュジェが設計した建物自体、見どころが多い。

それにしても、日本で行われる美術展は人が多いな。来週から新国立で開催されるワシントンナショナルギャラリー展ともなると、わんさかとなるのだろう。新国立は展示スペースが狭いので、人でぐちゃぐちゃになる。

海外だとゆっくり見ることができるんだけど、ウィーンでフェルメールの「絵画芸術」があまり人が通らないようなサイドの通路にぽつんと飾っていたのにはびっくりした。
NYのMOMAやボストンも行ってみたいが、アメリカは行く大義名分が立たないのがつらいな。

さて、西洋美術館は常設も結構面白いので、時間がかかってしまった。お隣にはパンダがいるけれどパス。
あとは、ショップ巡りなんだけど、どうもワンパターンになりつつあるなぁ。

18時3分の新幹線で帰路へ。昔は、20時代まで粘っていたのだけど・・・年やな

昼食が遅かったので軽く・・・と思い、結局おつまみ的なローストビーフとペンネのサラダとボジョレーの赤ワインを大丸の地下でゲット。

salada


東京で(2)

テーマ:お店の情報(イベント等)や仕事のお話
夜は、全国から集まったふとん屋さん同士の交流会。20名弱ぐらい。
いつも幹事をしていただいているビラベックさんの趣味で、東京ドームのスパ・ラクーアで開催される。

「テルマエ・ロマン」という、古代ローマの浴場設計技師が日本にタイムスリップして・・・という面白いマンガがある。ゆったりと湯につかり、初めてだったがあかすりをして貰いながら「古代ローマの浴場ってこんな感じだよな・・・」とリラックス。

交流会=飲み会なわけだが、InteriorLifeStyleを見に来るふとん屋というのは、ドイツの展示会へ行ったりして、いわゆる「西川の呪縛=西川なしでは売り場のMDが成り立たないこと」から解き放された店が多いので、みんな熱心だ。

二次会は、「銀座のキャバクラ」という話も出たのだけど、タクシーに乗ってくんさんの本社を横目に見ながら、いつも通り六本木のAbbeyLoad、その後六本木交差点に直ぐ近くにあるジェロニモというスタンドのバー。

このバーは10年ほど前に見つけたのだけど、スタッフも客も大半は外国人なので、こちらがエトランジュになった気分になれる。コロナビール1本で1時間・・・結局議論しちゃうな・・・でいつもの汐留のホテルへ。

今日は雨だ。

東京で(1)

テーマ:お店の情報(イベント等)や仕事のお話
昨日から東京。ビッグサイトで開催されているInteriorLifeStyle展示会を見に行くためだ。
今年は、原発のせいでドイツやフランスの出展者がキャンセルしたために、少し規模が小さくなった。
しかしながら、各社とも気合いの入った出展をしていて、楽しい。

今年のテーマのなかに「エコからエシカル」とある。エシカルとは倫理的なということだが、もはやエコであることは当たり前、さらに原料調達から製造、販売へのサイクルの中で、フェアトレードに代表されるように、無理をしない配慮が行き届いたものづくり、販売をしていこうということだ。

カシミアを例にとってみようか。
数年前にユニクロをはじめとして、多くのメーカーがカシミヤの安売りを行った。その結果需要は伸びる。モンゴルではカネになることから増産をかけたが、キャパ以上の飼育をするために土地が荒れ、手伝いにかり出される子どもたちは学校へ行けない。これは、あるべき姿とはいえないだろう。

安くするための大量消費社会の仕組みを作る中で、多くの個人農場がカンパニーに組み込まれていった。羽毛の仕入れを行っているので、よく判るのだが、本当に良いものを作ることができるのは個人農場なのだ。

だから、遅がけではあるが「エシカル」ということは、企業の社会的責任を果たす上でも良いことだと思う。

棚卸し そして第50期へ

テーマ:お店の情報(イベント等)や仕事のお話
今日(5/31)は決算日、通常は6/1が棚卸しなんだけど、火曜日なので棚卸しを行う。

かつて雑貨を扱っていた頃に比べるとアイテムが減ったとはいえ4000アイテム以上。長浜へ帰ってきた頃は、今の倍以上のスタッフがいたけれど、手書きだったので1日では終わらなかった。

今はパソコンにバーコードリーダーをつけて、値札を読んでいく。4~5台要るので、古いノートPCを引きずり出す。こんな感じ

棚卸しコンピュータ

サッサとすむかと思うと、そうは行かない。バーコードが読めなかったり、取れていたり、付け間違いがあったり、仕入れて登録を忘れていたり。
それでも5時半頃には概ね完了。

オリジナル化を進めているので、製品もあるが、側生地や中の羽毛など原料や半製品が増えている。特に今年は綿花や羽毛の値上がりが大きいために、羽毛ふとんの生地や原料を値上げ前に多い目に手当てしたので、ちょっと在庫が多い。頭の痛いところだが、15~20%も上がるとあってはいたしかたない。

うれしいニュースもある。4月末に入荷した羽毛や生地の価格が、運送費や通関手数料などようやく確定したのだが、予想より安く済んだ。差額は6月に行うキャンペーンで還元できると思う。ご期待を。

6月1日からは、創業122年目・株式会社化してちょうど50期を迎える。
がんばらなくっちゃ

明日、明後日はInteriorLifeStyle展で東京だ。
じっくりと 次のStyleを考えるきっかけにしてみよう。

東京の夜もね。
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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

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