プロのお仕事:羽毛リフォームのホコリ取り(1)

テーマ:羽毛ふとんのお話
「眠りのプロショップ」と標榜するからには、睡眠と寝具のプロであって当たり前。なのだが、実際は日々本物のプロを目指して精進する毎日である。

羽毛布団のリフォームを行うのに、へたな工場顔負けの設備を投じたのも羽毛のプロたるべし、という考え方からだ。なぜなら、、お客様の体質に合わせた羽毛の充填は、何グラム足しました・・・という単純なものではなく、洗い上がりからホコリ取りを行い、最終の羽毛の状態をみながら、何グラム充填するとベストかという判断を工場にまかせるわけにはいかないからだ。

良さそうに思っても意外と嵩がでない羽毛、その逆もある。実際充填を始めてから、様子を見て充填量を変更することも多々あるのだ。

さて、今回はそんなこだわりの中で、リフォームをする際の「ホコリ取り」について5回連続でご紹介したい。
ちょっと前に紹介しているが、もう少し詳細に

さて、これが羽毛のリフレッシュマシン
羽毛リフレッシュマシン
そして、羽毛の除塵機と充填機
羽毛除塵充填機

皆さんには三段階でホコリ取りを行っています=トリプル除塵と謳っているが、実際は五段階で行っている。五段階(五重)ってペンタプルとかだと思っていたら、クインティブルというのだそうだ。

【ホコリ取り第一段階】

羽毛のリフォームにはいろいろあって、コストを下げるタイプだとお客様から持ち込まれた羽毛布団の状態で丸洗いをして、それから羽毛を取り出すという方法がある。これは一度に何枚も洗えるからで、効率が良い。

これが、私の店のように羽毛を解体して一枚一枚洗うのだと、解体から含めると最低30分は必要だ。乾燥も入れると50分ほど。だから1日に処理することができる枚数が限られてくる。
この直洗いは日本羽毛協会の羽毛布団リフォームの一番良いプレミアムダウンウォッシュと呼ばれる。

手順としては まず、羽毛ふとんを解体して、リフレッシュマシンの一番左側の洗浄機に掃除機のリクツで吸引して羽毛を送る。洗浄機はドラム式の洗濯機と基本構造はほとんど同じ。

それを洗浄1回、すすぎ2回で洗う。洗浄は河田フェザーさんが使っているのと同じ安全な洗剤を分けてもらっている。洗剤を使わない、というポリシーの工場もあるが、実際持ち込まれるのは10年以上、へたすると20年以上使用されているので、いくら何でも洗剤抜きでは無理がある。

最後に脱水を終って洗い終えると
羽毛を洗った後

このように洗い終わった羽毛は、ドラムにへばりついている。解体した羽毛にはいろいろなゴミが付いている。1回の洗浄と2回のすすぎで、都合3回水が入れ替えられる訳で、その際にゴミの一部は水と共に出て行くのである。

そう、お気づきのように布団を丸ごと洗う方法だと、ホコリは布団の中に残されたままだ。直接洗った方が、汚れもきれいに取れるし、ホコリも少なくなる。

これがホコリ取り第一段階である。

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(つづく)

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