蒸し暑くなったら やっぱり麻

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
ここ2~3日、非常に蒸し暑くなってきた。
おかげさまで、オリジナル製造販売している本麻クール敷パッドのご注文が急にアップ。

特に、今年社運をかけて(まではいってないけど、結構リスクを張って)オリジナルで織った近江縮みの敷パッドが好評である。

本麻クール敷パッド21BL

Type21と呼ばれるこのタイプ。実はここに至ったのは「涼しいパシーマ・サニセーフ敷パッドを作りたかった」というのと「洗える『しとね』敷パッドが欲しかった」という2つの理由がある。

「本麻 敷パッド」 とネットで検索すると一番多く出てくるのはイワタさんの『しとね』という本麻の敷パッドである。通販生活にも出ているし、かつては私の店で扱ったこともあった。

近江縮みの本麻生地に、麻のわたをニードルパンチしたもの。シャリ感があって涼しい。ただ、問題は非常に洗いにくいのである。原因は堅くニードルパンチした麻わたといえるだろう。他社のサイトを見ると「本麻のシーツと一緒に使ってください」とあるが、これでは近江縮みの良さが生かせない。

というわけで開発を始めて8年目、毎年試行錯誤を行い、今年簡単に洗えて近江縮みのシャリ感をそのまま味わうことができるType21が完成した。裏生地も60番手のラミー本麻生地を使っているので、縫製の糸をのぞけば100%麻で出来ているパッドなのだ。

さて、かなり暑いので掛けも羽毛肌ふとんから、本麻クール掛ふとんに交替。

自画自賛かもしれないが、おそらく日本で最もさらっとして気持ちの良い夏の掛けふとんだ。タオルケットはもちろんのこと、ガーゼケットも敵ではない。
足に巻き付くことが少ないので、空気の入れ換えが早く、麻だから熱のこもりがほとんどない。
枕パッドと合わせると極上なのである。


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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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