暑がりのための本麻クール枕パッド物語
テーマ:眠るための道具・寝具のお話
2012/07/07 12:42
役割をすでに終えている、と思っているのだが、量販店の店頭などを見ても低反発ウレタンを使った枕は実に多い。このようなウレタン系枕の最大の泣き所が「通気性の悪さ」なのだ。
実際に夏使っている方は実感できるが、首の後ろに汗がこもって、蒸れることこの上ない。低反発ウレタンの説明に「オープンセルだから通気が良い」と書かれていることがあるが、とんでもない。蒸れて当たり前なのである。
最初はメッシュ構造のカバーやアタッチメントを作っていたのだが、本麻クール敷パッドを作るときに、これを使ったら良いのではないかと思ったのが最初である。
というのも、本麻クール敷パッドは150cm巾の生地を使って多針キルティングを行なう。そこからシングル、セミダブル、ダブルサイズを作るのだが、一番多く作るシングルサイズは約45cm巾のそつができるのだ。これを枕パッドに加工すれば、生地を有効利用でき、コストダウンにもつながると考えた。
そうして生まれたのが「本麻クール枕パッド」である。
麻の冷ややかさと、麻わたの吸湿性が相まって、蒸れが少なくなった。特に男性は汗かきが多く(私もだ)枕の汚れが早い。頭寒足熱ということからいえば、夏場だけでなくオールシーズン利用できるのだ。
汚れが付きにくいというリネンの特徴もあり、特に男性にはおすすめである。
今年は、Type20とType21というほぼ完成形を提供している
特徴は枕の固定するのに従来のヒモからゴムに変更したことだ。当初は、余り物から作った的な感覚もあって、あまりコストをかけずにするためにヒモでくくるようにしていた。ヒモについては店で再度縫い込みをしていたのだけど、ヒモそのものの強度に不安があり、今年はゴムに。
これで結構安定するようになった。
Type20は太番手のリトアニアリネン、(なんとか)両面使えるようになっている。
45×65cmで3,480円
Type21は今年オリジナルで織った40番手の近江縮み。裏面は60番手のラミー平織。こちらは縁巻も麻100%を奢っている。
3,980円
Type21の本麻クール敷パッドお買上の方には、同種類の本麻クール枕パッドが半額に、という店頭キャンペーンも実施中。
このキャンペーンのご注文はメールinfo@sleep-natura.jp へ
実際に夏使っている方は実感できるが、首の後ろに汗がこもって、蒸れることこの上ない。低反発ウレタンの説明に「オープンセルだから通気が良い」と書かれていることがあるが、とんでもない。蒸れて当たり前なのである。
最初はメッシュ構造のカバーやアタッチメントを作っていたのだが、本麻クール敷パッドを作るときに、これを使ったら良いのではないかと思ったのが最初である。
というのも、本麻クール敷パッドは150cm巾の生地を使って多針キルティングを行なう。そこからシングル、セミダブル、ダブルサイズを作るのだが、一番多く作るシングルサイズは約45cm巾のそつができるのだ。これを枕パッドに加工すれば、生地を有効利用でき、コストダウンにもつながると考えた。
そうして生まれたのが「本麻クール枕パッド」である。
麻の冷ややかさと、麻わたの吸湿性が相まって、蒸れが少なくなった。特に男性は汗かきが多く(私もだ)枕の汚れが早い。頭寒足熱ということからいえば、夏場だけでなくオールシーズン利用できるのだ。
汚れが付きにくいというリネンの特徴もあり、特に男性にはおすすめである。
今年は、Type20とType21というほぼ完成形を提供している
特徴は枕の固定するのに従来のヒモからゴムに変更したことだ。当初は、余り物から作った的な感覚もあって、あまりコストをかけずにするためにヒモでくくるようにしていた。ヒモについては店で再度縫い込みをしていたのだけど、ヒモそのものの強度に不安があり、今年はゴムに。
これで結構安定するようになった。
Type20は太番手のリトアニアリネン、(なんとか)両面使えるようになっている。
45×65cmで3,480円
Type21は今年オリジナルで織った40番手の近江縮み。裏面は60番手のラミー平織。こちらは縁巻も麻100%を奢っている。
3,980円
Type21の本麻クール敷パッドお買上の方には、同種類の本麻クール枕パッドが半額に、という店頭キャンペーンも実施中。
このキャンペーンのご注文はメールinfo@sleep-natura.jp へ
オリジナル本麻クール掛ふとん物語
テーマ:眠るための道具・寝具のお話
2012/07/07 12:06
オリジナルの本麻ふとんを始めたのは、もう10年以上前のことだ。
それまで麻のふとん、といえばメーカーの既製品を仕入れて販売するのがほとんど。
最初は小千谷縮や有松絞りなど、ちょっと素材にこだわったものを始めた。価格は5~6万円ぐらい。実際、生地が高いので製造直販で販売してもそれぐらいついた。西川の小千谷縮のふとんは8万円したもの。
数年前までの中心は、宮崎登志雄さんの柿渋や草木染めなどの手染めからなる本麻生地に、Toscoの麻わたを入れたものだった。4~5万円ぐらい。
雰囲気は抜群に良いが、夏物だからなかなか簡単に手を出してもらえる価格ではない。もう一つ、生地も中わたも本麻なんだけど、カバーが必要で、やはり本麻のカバーといえばそれなりの値段がするのである。できればそのまま丸洗いができた方が良い。
丸洗いのできる麻ふとんはすでにあったのだが、生地が40番手で重かった。盛夏に使うタオルケットやガーゼケットの代わりとはいかなかったのである。
中わたも、最近は0.6kgぐらいで仕上げているが、0.9~1.2kgぐらいが普通だったから、盛夏に涼しいかというと疑問があった。
本麻クール敷パッドを作り始めて、掛ふとんも同じしくみでできないか、と考え、ちょうど滋賀麻工業が丸洗いできる麻わたを開発したところだったので、80/60という軽量の近江縮み生地が手に入ったことから、最初の本麻クール掛ふとんを仕上げたのが4年前。
使ってみると、とにかく軽くて涼しい。それまで夏はパシーマを使っていて、それなりに快適だと思っていたが、まったく次元が違う。
一番の理由は生地が軽いということだ。麻の生地は重い生地が多く、敷には良いが掛にはいま一つ、と思っていたのだが、80/60番手ともなるとさすがに軽い。タオルケットだと足にまとわりついて、好きでなかったのだがそれもない。麻の心地良さを十分味わいながら、丸洗いもできる。
ウォッシャブルの麻わたを使わなくても、3インチの多針キルトなら洗うことができることがわかって、近江縮みに加えて、60リネンや60ラミーのバリエーションを増やした。製造直販だから価格も19,800~29,800円と比較的リーズナブルに抑えることができた。
これを作ったおかげで、旧来の本麻ふとんは、デザイン上を除き存在意義を失ったと行っても過言でないだろう。涼しく眠るという目的からすれば、ベストといっても過言でない。
ぜひ一度試していただきたい。手放すことができなくなるだろう。
楽天からも注文が可能である
それまで麻のふとん、といえばメーカーの既製品を仕入れて販売するのがほとんど。
最初は小千谷縮や有松絞りなど、ちょっと素材にこだわったものを始めた。価格は5~6万円ぐらい。実際、生地が高いので製造直販で販売してもそれぐらいついた。西川の小千谷縮のふとんは8万円したもの。
数年前までの中心は、宮崎登志雄さんの柿渋や草木染めなどの手染めからなる本麻生地に、Toscoの麻わたを入れたものだった。4~5万円ぐらい。
雰囲気は抜群に良いが、夏物だからなかなか簡単に手を出してもらえる価格ではない。もう一つ、生地も中わたも本麻なんだけど、カバーが必要で、やはり本麻のカバーといえばそれなりの値段がするのである。できればそのまま丸洗いができた方が良い。
丸洗いのできる麻ふとんはすでにあったのだが、生地が40番手で重かった。盛夏に使うタオルケットやガーゼケットの代わりとはいかなかったのである。
中わたも、最近は0.6kgぐらいで仕上げているが、0.9~1.2kgぐらいが普通だったから、盛夏に涼しいかというと疑問があった。
本麻クール敷パッドを作り始めて、掛ふとんも同じしくみでできないか、と考え、ちょうど滋賀麻工業が丸洗いできる麻わたを開発したところだったので、80/60という軽量の近江縮み生地が手に入ったことから、最初の本麻クール掛ふとんを仕上げたのが4年前。
使ってみると、とにかく軽くて涼しい。それまで夏はパシーマを使っていて、それなりに快適だと思っていたが、まったく次元が違う。
一番の理由は生地が軽いということだ。麻の生地は重い生地が多く、敷には良いが掛にはいま一つ、と思っていたのだが、80/60番手ともなるとさすがに軽い。タオルケットだと足にまとわりついて、好きでなかったのだがそれもない。麻の心地良さを十分味わいながら、丸洗いもできる。
ウォッシャブルの麻わたを使わなくても、3インチの多針キルトなら洗うことができることがわかって、近江縮みに加えて、60リネンや60ラミーのバリエーションを増やした。製造直販だから価格も19,800~29,800円と比較的リーズナブルに抑えることができた。
これを作ったおかげで、旧来の本麻ふとんは、デザイン上を除き存在意義を失ったと行っても過言でないだろう。涼しく眠るという目的からすれば、ベストといっても過言でない。
ぜひ一度試していただきたい。手放すことができなくなるだろう。
楽天からも注文が可能である