快眠日記～極上の眠りプロジェクト

恒例のニューイヤーコンサートを見終わったころに「藻谷さん出てるで・・」というメールが2通。
あわててチャンネルをNHKの番組に切り替えると相変わらずの軽快な藻谷節。まさかNHKで見るとは思わなかったのだけど・・・。

日本の社会構造、マーケット構造が人口の波にある、典型的に言えば、団塊の世代によって変化してきたということが彼の持論であり、今後のマーケットの予測をする上でも非常に説得力がある。

番組中に語られていた、「安価で大量消費型」から「少量を高付加価値で」という考え方は確かにそうだと思う。逆に中小企業においてはそこしかないのでは、と思わせる。

今日たまたま暇つぶしにジャスコへ行って2Fの衣料品売場を見て唖然とした。陳腐化したクオリティの低い福袋（明らかに福袋のために企画生産している）には何の魅力も感じないし、こましなMDの売場はユニクロの後追いだ。GMS（総合スーパー）の衣料品が低迷しているといわれるが、さもありなんと思う。これだったらユニクロに行けばいいのだから。

社会の所得構造が二極化したといわれるが、いわゆる中間層のグレードが市場から姿を消しつつある。

さて、その藻谷さんとは後輩のU君と一緒に、昨年シンガポールでお会いした。治安が良く、物価は日本の2/3といわれるシンガポールも韓国などと共に十数年後は日本と同じような急速な高齢化に見舞われるという。中国はその後だがもっとすごいらしい。

グローバルスタンダードと呼ばれるレミングの群れの先に何が待ち構えているのか。それは地球という星からの手痛いしっぺ返しかもしれない。人類の品性が問われるのかもしれない。

ああ、品性と言えば、最近のテレビ番組の品性のなさはどうだ？
メディアはコンテンツが大事といいながら、こんな番組を大画面ハイビジョンで見ている我々は滑稽ですらある。