羽毛布団の加工が待っていた

テーマ:羽毛ふとんのお話
AINから一夜明けて、社会復帰。

羽毛布団のリフォームやら、羽毛布団の仕立が溜まっています。
この時期の羽毛布団のリフォームは「すぐ使いたい」「寒くなるから早くして」と、ほぼ即納体制が必要です。もちろん、一般的な外注加工をすると最低でも2週間ぐらいはかかりますが、そこは洗い-除塵-充填とキカイを自前で全て揃えている強み。3日あれば羽毛布団を仕立て直して納入可能です。

極端な話、朝お受け取りして、夜お渡しすることも可能なのです。(この場合は、事前にご予約いただくことと、少しばかりの特急料金が必要です)

羽毛の充填だけなら、うちの新米スタッフでも可能ですが、リフォームとなると経験がものをいいます。
お預かりした羽毛を開封した状態、乾燥機から第1次除塵をして仕上がってきた状態、ソーティングで大きな羽毛を除いて分別した状態、第2次除塵の行程、それら全てが終了して計量された状態を見て、お選びいただいた側に最適な足し羽毛の量を決定しますが、このあたりは勘が第一。

単に嵩を出すだけなら、足し羽毛を多く詰めれば良いのですが、それだけでは本当に羽毛布団を再生したことになりません。詰めすぎは羽毛本来の良さをスポイルするのです。ところが外注に出すと、そのような状態になりやすいといえます。

側に最適な量は側生地の重量とキルティング方法、羽毛のパワーによって異なります。さらに、お使いになるお客さまのお好みや体質も考慮した方がいいのです。
自前で全ての加工ができるということは、工程の全てを把握し、お客さまに最適な仕上がりを確認できるということが最大の利点といえましょう。

なにより運送が不要なので、CO2排出量の少ないリフォームだと自負しております。

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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
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