文化とはなんぞや?

テーマ:まちづくり
昨日開催いたしました長浜アーバングラスシンポジウム。多数のご参加ありがとうございました。

テーマは「長浜文化の真髄」ということですが、いゃーかなり重かった。
正直、思いを伝えるのが精一杯で、テーマについては未消化に終わってしまいました。

メインゲストの鈴木潔さん。北澤美術館の学芸部長をずっとなさっていて、現在は黒壁美術館の館長をなさっています。
初めてご一緒しましたが気さくな方。お客さん目線を常に考えていらっしゃるところが新鮮です。
お話の要点は「長浜は街の空間自体が奇跡のような価値あるものだから、それを活かすこと。良い素材が多くあるので、それらを繋げるストーリーづくりをすること、それぞれの店をふくめて街自体を博物館にすること」

広域全体のお話もいただきましたが、確かに長浜市(新市域)はあまりにも活かすべき素材が多すぎるのです。これは実に贅沢なことで、例を挙げていえば 古田織部は岐阜県あげてフォーカスしていますけど、小堀遠州はまだまだです。小堀遠州だけで山のような仕掛けが可能なのですが、実際は 豊臣秀吉・石田三成・浅井三姉妹等の陰に隠れてしまっていますね。ある先生が「まるで黄金の上をあるいているようだ」とおっしゃったのもうなずけます。

パネルディスカッションはさらにきつかったんですね。
このテーマを本気にやろうとすると、本当は鈴木先生に審査委員長の川上元美先生やプロデューサーの伊東順二先生あたりを加えて行いたいところですが、今回は、長浜の中心市街の中心たる所以は文化にあるのではないか、というところを投げかけたかったので、現在さまざまな活動を行っている30~40代の若手のみなさんにパネラーをお願いしました。

4名のうち3名はいつも一緒にやっているメンバーなので、なおさら緊張感に欠けます。
その中で湖北の農業をしている青年たちのあつまりであるコネファの清水さんは新鮮でした。なんといってもあの大阪のGrafで食のイベントをやるなんてすごいですよ。

新しい文化は積層されることにより深みを増し、本物へと育っていきます。黒壁がめざすガラス文化といっても、たかだか20年ほどの積み重ねしかありませんし、黒壁以外へのガラスの波及はまだありませんから、これからが勝負です。

文化は人の行動の積み重ねによって深まっていくこと、それ故に、文化を理解し、楽しむ担い手を育てていくことも大切でしょうね。

何はともあれ、ご参加いただいた皆さんとスタッフの皆さんに感謝。

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