ホテルの寝具

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
住友信託銀行にいる後輩から「宿泊施設の寝具の見積もりを」ということで大阪へ。
持つべきものはいい後輩。

ホテルや旅館での快眠に対する取り組みはここ数年急激に高まっている。ただ、快眠への提案を実行に移すには、コストとの戦いがあってなかなかままならないことも多い。
大阪のホテルで快眠客室というトライアルで部屋をプロデュースさせていただいたが、その際は寝具の問題より遮音や空調の問題の方が大きいように思われた。

昨晩はANAクラウンプラザ大阪。最近はホテルの掛ふとんはデュベスタイルといって、ベッドの横にフリルが付くタイプから、ふつうの掛ふとんスタイルが増えているが、ここもそうだ。フリルタイプはベッドカバーにポリエステル系の防炎素材を使うこともあり、睡眠中に蒸れやすいという欠点がある。
このホテルは水準以上の掛ふとんとマットレス。枕はダウンタイプ。部屋には半コルマビーンズタイプのものも備え付けてあるのだが、わざわざ取り出すのは気が重い。欧米人向けなのか80cm角のフェザーピローがあるが、日本人には不要なので、逆にしてほしい気分だった。
一番気になったのは湿度で、エアコンを切っていたにもかかわらず、かなり乾燥している。

ここはスリープアドバンテージといってテンピュール枕やパイプピロー、アロマや加湿器を別に貸し出しているのは秀逸だが利用率はどうなのだろうか?サービスを利用するには少しハードルが高いようにも思えるのだが・・・。
宿泊施設の快眠プログラムはまだまだ可能性がありそうだ。

夜は富士生命の後輩と3人で食事。ANAクラウンプラザ2Fのザ・ダイニングはなにわの野菜を使ったコースが秀逸だったのだが、残念なことに3月でクローズ。桜井シェフがご挨拶に、料理もずいぶんサービスしていただいた。

奇しくも3人とも子どもが高3で大学も決まって乾杯。

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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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