ウィーンから(3)
テーマ:よもやま話
2009/01/19 15:38
18日ウィーンは朝から気温は零下で、上がる気配もありません。道は凍っています。
朝食を山盛り食べて、美術史美術館へ。王宮のそばの豪華な建物です。ウィーンカードというのを買うと、3日間市内交通乗り放題で、美術館も割引になります。
フェルメール目的なので、気楽にまわろうと時代順に見始めましたが、最初のティツィアーノでその考えが甘いことに気がつきました。確かにヨーロッパで3指にはいろうかという美術館ですから、コレクションの幅と質がハンパではありません。ジョルジョーネ、ヴェロネーゼ、ティントレットとルネサンス・ヴェネツィアの巨匠の作品が続きます。
ラファエロまできて、ちょっとオーバーヒート気味。
ベラスケスは相変わらずかわいらしいマルガリータ王女さまですが、青服のがありませんでした。
ここは「バベルの塔」で有名なピーター・ブリューゲルのコレクションがけっこうあります。芸が細かい。デューラー、ホルバイン、レンブラントと続き、やっとお目当てのフェルメール「絵画芸術」です。
ところがこの著名な絵が、メインの大きな部屋でなく裏通りの、しかも10人も立ち止まれば通り抜けできないような、地味なところです。うっかりしていたら見落としますね。スツールがあったので、10分ほどゆっくり鑑賞できました。寒いせいか、人通りもまばらです。ラッキー
大きな部屋にはルーベンスの絵がどっさり。あの脂肪もっちりとした裸体は好きではないのですが、動きのある空気をつくる空間構成はさすが。
結局ざっとみて3時間かかりました。ここのカフェはすごく良いのですが、おなかが減っていないので次へ
朝食を山盛り食べて、美術史美術館へ。王宮のそばの豪華な建物です。ウィーンカードというのを買うと、3日間市内交通乗り放題で、美術館も割引になります。
フェルメール目的なので、気楽にまわろうと時代順に見始めましたが、最初のティツィアーノでその考えが甘いことに気がつきました。確かにヨーロッパで3指にはいろうかという美術館ですから、コレクションの幅と質がハンパではありません。ジョルジョーネ、ヴェロネーゼ、ティントレットとルネサンス・ヴェネツィアの巨匠の作品が続きます。
ラファエロまできて、ちょっとオーバーヒート気味。
ベラスケスは相変わらずかわいらしいマルガリータ王女さまですが、青服のがありませんでした。
ここは「バベルの塔」で有名なピーター・ブリューゲルのコレクションがけっこうあります。芸が細かい。デューラー、ホルバイン、レンブラントと続き、やっとお目当てのフェルメール「絵画芸術」です。
ところがこの著名な絵が、メインの大きな部屋でなく裏通りの、しかも10人も立ち止まれば通り抜けできないような、地味なところです。うっかりしていたら見落としますね。スツールがあったので、10分ほどゆっくり鑑賞できました。寒いせいか、人通りもまばらです。ラッキー
大きな部屋にはルーベンスの絵がどっさり。あの脂肪もっちりとした裸体は好きではないのですが、動きのある空気をつくる空間構成はさすが。
結局ざっとみて3時間かかりました。ここのカフェはすごく良いのですが、おなかが減っていないので次へ
ウィーンから(2)
テーマ:よもやま話
2009/01/19 02:04
今日の目玉はこれ!
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、1月1日に行われる「ニューイヤーコンサート」が行われるウィーン楽友協会。たまたまネットで探したら、ウィーンフィルのチケットがとれました。それもかなり良い席が空いてました。
これが席から取ったところです。両サイドの少し高くなったところで、通路の一番前なので指揮者からコンサートマスターがすっきりみることができるのです。前にパリで行ったコンサートではほとんど見えなかったのに比べると雲泥の差。
プログラムは
ウェーバー 歌劇「オベロン」序曲
メンデルスゾーンのピアノコンチェルト
ブラームスの交響曲二番
のだめカンタービレでにわかクラシックファンになった身としては、最初の2曲はほとんど知りません。ウェーバーは「ウィリアムテル」序曲で有名ですが・・・。ブラームスの二番は何回も聞いていて好きな曲です。(にわかブラームスファン)
ウィーンフィルもニューイヤーコンサートに比べるとコンマスも含め若い感じです。女性も今回は6人。若手バージョンなのでしょう。
感動したのはストリングス。10人以上で弾いているとは思えない完璧なユニゾン。当たり前とはいいながら、さすがウィーンフィルです。
(訂正:ウィーンフィルでなくウィーン交響楽団でした。完全に勘違いしておりまして・・・若いはずです。ウィーンフィルのチケットは入手困難だそうで・・・ でも音は素晴らしかった)
内容的には満足なんですが、こういうところは一人ではつらいですね。始まる前や、途中の休憩ではシャンパン片手にみんな話で盛り上がってるんですけど、一人手持ち無沙汰でワインを飲む羽目になります。座席でも周りは全部ドイツ語やし、地元のお客さんは80%以上は高齢者という状態。
終わってから、オペラ座近く、前にも行ったはずのワインケラーで食事をしましたが、これも一人ではしょうがないなぁ・・・
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、1月1日に行われる「ニューイヤーコンサート」が行われるウィーン楽友協会。たまたまネットで探したら、ウィーンフィルのチケットがとれました。それもかなり良い席が空いてました。
これが席から取ったところです。両サイドの少し高くなったところで、通路の一番前なので指揮者からコンサートマスターがすっきりみることができるのです。前にパリで行ったコンサートではほとんど見えなかったのに比べると雲泥の差。
プログラムは
ウェーバー 歌劇「オベロン」序曲
メンデルスゾーンのピアノコンチェルト
ブラームスの交響曲二番
のだめカンタービレでにわかクラシックファンになった身としては、最初の2曲はほとんど知りません。ウェーバーは「ウィリアムテル」序曲で有名ですが・・・。ブラームスの二番は何回も聞いていて好きな曲です。(にわかブラームスファン)
ウィーンフィルもニューイヤーコンサートに比べるとコンマスも含め若い感じです。女性も今回は6人。若手バージョンなのでしょう。
感動したのはストリングス。10人以上で弾いているとは思えない完璧なユニゾン。当たり前とはいいながら、さすがウィーンフィルです。
(訂正:ウィーンフィルでなくウィーン交響楽団でした。完全に勘違いしておりまして・・・若いはずです。ウィーンフィルのチケットは入手困難だそうで・・・ でも音は素晴らしかった)
内容的には満足なんですが、こういうところは一人ではつらいですね。始まる前や、途中の休憩ではシャンパン片手にみんな話で盛り上がってるんですけど、一人手持ち無沙汰でワインを飲む羽目になります。座席でも周りは全部ドイツ語やし、地元のお客さんは80%以上は高齢者という状態。
終わってから、オペラ座近く、前にも行ったはずのワインケラーで食事をしましたが、これも一人ではしょうがないなぁ・・・
ウィーンから(1)
テーマ:よもやま話
2009/01/19 01:39
フランクフルトのハイムテキスタイルも終えて、週末は世界遺産めぐりということにしています。
とうことで、ウィーンにやってきました。今回のテーマは「フェルメールを見る+世紀末美術を楽しむ」です。
というのも、東京のフェルメール展には、一番好きな「絵画芸術」の出展がキャンセルされてしまったから。この絵はウィーンの美術史美術館にあるのです。
ということでフランクフルトからウィーンまでは1時間。オーストリア航空は座席がきれいなビリジアングリーン、CAの制服はきれいな赤。要はクリスマスカラーですが、グレーと黄色というルフトハンザより明るいですね。
ホテルは皇妃エリザベート(シシィ)の名を勅許でもらったという、カイザーリン・エリザベート。だけあってホテル中その写真だらけですが、エレガントで快適なホテルです。(内容からいうと価格はリーズナブルです。ベッドのマットレスは×)
ウィーンの中心部の真ん中にあるシュテファン大寺院から歩いて3分という好ロケーション。まわりでやたらと、モーツァルトのコンサートのチケットを売り歩いている人が多く「いったいこれはなんじゃ?」
このシュテファン大寺院、お正月の番組でサラ・ブライトマンのコンサートがあったところで、「確かここから歩き始めたよな・・・」と確認。ゴシック様式のすてきな教会。
そのあとは王宮(ホーフブルグ)へ。こちらもシシィミュージアムがあるぐらいエリザベートばっかし。ハプスブルグ王朝は第一次大戦の降伏で終わりましたが、いろんなものがちゃんと残って居るんですよね。ため息しかでません。
王宮の前にはデーメルという有名なカフェがあります。すぐ近くのザッハーという店とザッハトルテの名称争いをしたといういわれがありますが、店内はさすがに一杯。
折角ですからザッハトルテと紅茶を注文。
なんか適当にイエスって答えたら、生クリームが山のようについてきました。
美味しいことは美味しいんだけど、「名前ほどでもないなぁ」というのが感想。贅沢か?
(続く)
とうことで、ウィーンにやってきました。今回のテーマは「フェルメールを見る+世紀末美術を楽しむ」です。
というのも、東京のフェルメール展には、一番好きな「絵画芸術」の出展がキャンセルされてしまったから。この絵はウィーンの美術史美術館にあるのです。
ということでフランクフルトからウィーンまでは1時間。オーストリア航空は座席がきれいなビリジアングリーン、CAの制服はきれいな赤。要はクリスマスカラーですが、グレーと黄色というルフトハンザより明るいですね。
ホテルは皇妃エリザベート(シシィ)の名を勅許でもらったという、カイザーリン・エリザベート。だけあってホテル中その写真だらけですが、エレガントで快適なホテルです。(内容からいうと価格はリーズナブルです。ベッドのマットレスは×)
ウィーンの中心部の真ん中にあるシュテファン大寺院から歩いて3分という好ロケーション。まわりでやたらと、モーツァルトのコンサートのチケットを売り歩いている人が多く「いったいこれはなんじゃ?」
このシュテファン大寺院、お正月の番組でサラ・ブライトマンのコンサートがあったところで、「確かここから歩き始めたよな・・・」と確認。ゴシック様式のすてきな教会。
そのあとは王宮(ホーフブルグ)へ。こちらもシシィミュージアムがあるぐらいエリザベートばっかし。ハプスブルグ王朝は第一次大戦の降伏で終わりましたが、いろんなものがちゃんと残って居るんですよね。ため息しかでません。
王宮の前にはデーメルという有名なカフェがあります。すぐ近くのザッハーという店とザッハトルテの名称争いをしたといういわれがありますが、店内はさすがに一杯。
折角ですからザッハトルテと紅茶を注文。
なんか適当にイエスって答えたら、生クリームが山のようについてきました。
美味しいことは美味しいんだけど、「名前ほどでもないなぁ」というのが感想。贅沢か?
(続く)