プロのお仕事:羽毛リフォームのホコリ取り(2)
テーマ:羽毛ふとんのお話
2012/07/13 08:24
【ホコリ取り第二段階】
さて、きれいに洗浄された羽毛は、リフレッシュマシン中央の乾燥機へと送られる。といっても自動で送るというより、ドラムにへばりついた羽毛をほぐしながら少しずつ送るのだ。一気に送ってしまうと固まってしまって乾燥が不十分になる場合があるから、これも気を遣う。
この乾燥機は120℃の温度で乾燥を行うために、一番の電気食いでもある。
乾燥手順は 1.帯電防止材を噴霧(これも河田フェザーさんがつかっている安全なもの)する。これは乾燥した後に羽毛が静電気を帯びると分別や充填がうまくいかないためである。 その後に 2:アクアミストと呼ばれる自然素材から生まれた抗菌防臭剤を噴霧。
十数分かけて乾燥させ、羽毛に含まれる水分量がある一定量まで下がると乾燥は終了する。
この乾燥機の中は円筒になっている。2/3は発熱するヒーターと直結している、1/3はメッシュ(網)になっていて、この熱せられた乾燥機の中に空気を送り込む。すると空気はメッシュから抜けていく訳だが、この際にダウンファイバーのような細かい羽毛のくずが取り除かれていくのである。
乾燥された羽毛は、乾燥機のすぐ下にあるソーティングチャンバー(分別用の部屋)に送られる。
これが第二段階のホコリ取りである。
羽毛布団のリフォームについて詳しくはこちら
羽毛布団のリフォームの楽天ページはこちら
さて、きれいに洗浄された羽毛は、リフレッシュマシン中央の乾燥機へと送られる。といっても自動で送るというより、ドラムにへばりついた羽毛をほぐしながら少しずつ送るのだ。一気に送ってしまうと固まってしまって乾燥が不十分になる場合があるから、これも気を遣う。
この乾燥機は120℃の温度で乾燥を行うために、一番の電気食いでもある。
乾燥手順は 1.帯電防止材を噴霧(これも河田フェザーさんがつかっている安全なもの)する。これは乾燥した後に羽毛が静電気を帯びると分別や充填がうまくいかないためである。 その後に 2:アクアミストと呼ばれる自然素材から生まれた抗菌防臭剤を噴霧。
十数分かけて乾燥させ、羽毛に含まれる水分量がある一定量まで下がると乾燥は終了する。
この乾燥機の中は円筒になっている。2/3は発熱するヒーターと直結している、1/3はメッシュ(網)になっていて、この熱せられた乾燥機の中に空気を送り込む。すると空気はメッシュから抜けていく訳だが、この際にダウンファイバーのような細かい羽毛のくずが取り除かれていくのである。
乾燥された羽毛は、乾燥機のすぐ下にあるソーティングチャンバー(分別用の部屋)に送られる。
これが第二段階のホコリ取りである。
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プロのお仕事:羽毛リフォームのホコリ取り(1)
テーマ:羽毛ふとんのお話
2012/07/12 08:20
「眠りのプロショップ」と標榜するからには、睡眠と寝具のプロであって当たり前。なのだが、実際は日々本物のプロを目指して精進する毎日である。
羽毛布団のリフォームを行うのに、へたな工場顔負けの設備を投じたのも羽毛のプロたるべし、という考え方からだ。なぜなら、、お客様の体質に合わせた羽毛の充填は、何グラム足しました・・・という単純なものではなく、洗い上がりからホコリ取りを行い、最終の羽毛の状態をみながら、何グラム充填するとベストかという判断を工場にまかせるわけにはいかないからだ。
良さそうに思っても意外と嵩がでない羽毛、その逆もある。実際充填を始めてから、様子を見て充填量を変更することも多々あるのだ。
さて、今回はそんなこだわりの中で、リフォームをする際の「ホコリ取り」について5回連続でご紹介したい。
ちょっと前に紹介しているが、もう少し詳細に
さて、これが羽毛のリフレッシュマシン
そして、羽毛の除塵機と充填機
皆さんには三段階でホコリ取りを行っています=トリプル除塵と謳っているが、実際は五段階で行っている。五段階(五重)ってペンタプルとかだと思っていたら、クインティブルというのだそうだ。
【ホコリ取り第一段階】
羽毛のリフォームにはいろいろあって、コストを下げるタイプだとお客様から持ち込まれた羽毛布団の状態で丸洗いをして、それから羽毛を取り出すという方法がある。これは一度に何枚も洗えるからで、効率が良い。
これが、私の店のように羽毛を解体して一枚一枚洗うのだと、解体から含めると最低30分は必要だ。乾燥も入れると50分ほど。だから1日に処理することができる枚数が限られてくる。
この直洗いは日本羽毛協会の羽毛布団リフォームの一番良いプレミアムダウンウォッシュと呼ばれる。
手順としては まず、羽毛ふとんを解体して、リフレッシュマシンの一番左側の洗浄機に掃除機のリクツで吸引して羽毛を送る。洗浄機はドラム式の洗濯機と基本構造はほとんど同じ。
それを洗浄1回、すすぎ2回で洗う。洗浄は河田フェザーさんが使っているのと同じ安全な洗剤を分けてもらっている。洗剤を使わない、というポリシーの工場もあるが、実際持ち込まれるのは10年以上、へたすると20年以上使用されているので、いくら何でも洗剤抜きでは無理がある。
最後に脱水を終って洗い終えると
このように洗い終わった羽毛は、ドラムにへばりついている。解体した羽毛にはいろいろなゴミが付いている。1回の洗浄と2回のすすぎで、都合3回水が入れ替えられる訳で、その際にゴミの一部は水と共に出て行くのである。
そう、お気づきのように布団を丸ごと洗う方法だと、ホコリは布団の中に残されたままだ。直接洗った方が、汚れもきれいに取れるし、ホコリも少なくなる。
これがホコリ取り第一段階である。
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(つづく)
羽毛布団のリフォームを行うのに、へたな工場顔負けの設備を投じたのも羽毛のプロたるべし、という考え方からだ。なぜなら、、お客様の体質に合わせた羽毛の充填は、何グラム足しました・・・という単純なものではなく、洗い上がりからホコリ取りを行い、最終の羽毛の状態をみながら、何グラム充填するとベストかという判断を工場にまかせるわけにはいかないからだ。
良さそうに思っても意外と嵩がでない羽毛、その逆もある。実際充填を始めてから、様子を見て充填量を変更することも多々あるのだ。
さて、今回はそんなこだわりの中で、リフォームをする際の「ホコリ取り」について5回連続でご紹介したい。
ちょっと前に紹介しているが、もう少し詳細に
さて、これが羽毛のリフレッシュマシン
そして、羽毛の除塵機と充填機
皆さんには三段階でホコリ取りを行っています=トリプル除塵と謳っているが、実際は五段階で行っている。五段階(五重)ってペンタプルとかだと思っていたら、クインティブルというのだそうだ。
【ホコリ取り第一段階】
羽毛のリフォームにはいろいろあって、コストを下げるタイプだとお客様から持ち込まれた羽毛布団の状態で丸洗いをして、それから羽毛を取り出すという方法がある。これは一度に何枚も洗えるからで、効率が良い。
これが、私の店のように羽毛を解体して一枚一枚洗うのだと、解体から含めると最低30分は必要だ。乾燥も入れると50分ほど。だから1日に処理することができる枚数が限られてくる。
この直洗いは日本羽毛協会の羽毛布団リフォームの一番良いプレミアムダウンウォッシュと呼ばれる。
手順としては まず、羽毛ふとんを解体して、リフレッシュマシンの一番左側の洗浄機に掃除機のリクツで吸引して羽毛を送る。洗浄機はドラム式の洗濯機と基本構造はほとんど同じ。
それを洗浄1回、すすぎ2回で洗う。洗浄は河田フェザーさんが使っているのと同じ安全な洗剤を分けてもらっている。洗剤を使わない、というポリシーの工場もあるが、実際持ち込まれるのは10年以上、へたすると20年以上使用されているので、いくら何でも洗剤抜きでは無理がある。
最後に脱水を終って洗い終えると
このように洗い終わった羽毛は、ドラムにへばりついている。解体した羽毛にはいろいろなゴミが付いている。1回の洗浄と2回のすすぎで、都合3回水が入れ替えられる訳で、その際にゴミの一部は水と共に出て行くのである。
そう、お気づきのように布団を丸ごと洗う方法だと、ホコリは布団の中に残されたままだ。直接洗った方が、汚れもきれいに取れるし、ホコリも少なくなる。
これがホコリ取り第一段階である。
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(つづく)
暑がりのための本麻クール枕パッド物語
テーマ:眠るための道具・寝具のお話
2012/07/07 12:42
役割をすでに終えている、と思っているのだが、量販店の店頭などを見ても低反発ウレタンを使った枕は実に多い。このようなウレタン系枕の最大の泣き所が「通気性の悪さ」なのだ。
実際に夏使っている方は実感できるが、首の後ろに汗がこもって、蒸れることこの上ない。低反発ウレタンの説明に「オープンセルだから通気が良い」と書かれていることがあるが、とんでもない。蒸れて当たり前なのである。
最初はメッシュ構造のカバーやアタッチメントを作っていたのだが、本麻クール敷パッドを作るときに、これを使ったら良いのではないかと思ったのが最初である。
というのも、本麻クール敷パッドは150cm巾の生地を使って多針キルティングを行なう。そこからシングル、セミダブル、ダブルサイズを作るのだが、一番多く作るシングルサイズは約45cm巾のそつができるのだ。これを枕パッドに加工すれば、生地を有効利用でき、コストダウンにもつながると考えた。
そうして生まれたのが「本麻クール枕パッド」である。
麻の冷ややかさと、麻わたの吸湿性が相まって、蒸れが少なくなった。特に男性は汗かきが多く(私もだ)枕の汚れが早い。頭寒足熱ということからいえば、夏場だけでなくオールシーズン利用できるのだ。
汚れが付きにくいというリネンの特徴もあり、特に男性にはおすすめである。
今年は、Type20とType21というほぼ完成形を提供している
特徴は枕の固定するのに従来のヒモからゴムに変更したことだ。当初は、余り物から作った的な感覚もあって、あまりコストをかけずにするためにヒモでくくるようにしていた。ヒモについては店で再度縫い込みをしていたのだけど、ヒモそのものの強度に不安があり、今年はゴムに。
これで結構安定するようになった。
Type20は太番手のリトアニアリネン、(なんとか)両面使えるようになっている。
45×65cmで3,480円
Type21は今年オリジナルで織った40番手の近江縮み。裏面は60番手のラミー平織。こちらは縁巻も麻100%を奢っている。
3,980円
Type21の本麻クール敷パッドお買上の方には、同種類の本麻クール枕パッドが半額に、という店頭キャンペーンも実施中。
このキャンペーンのご注文はメールinfo@sleep-natura.jp へ
実際に夏使っている方は実感できるが、首の後ろに汗がこもって、蒸れることこの上ない。低反発ウレタンの説明に「オープンセルだから通気が良い」と書かれていることがあるが、とんでもない。蒸れて当たり前なのである。
最初はメッシュ構造のカバーやアタッチメントを作っていたのだが、本麻クール敷パッドを作るときに、これを使ったら良いのではないかと思ったのが最初である。
というのも、本麻クール敷パッドは150cm巾の生地を使って多針キルティングを行なう。そこからシングル、セミダブル、ダブルサイズを作るのだが、一番多く作るシングルサイズは約45cm巾のそつができるのだ。これを枕パッドに加工すれば、生地を有効利用でき、コストダウンにもつながると考えた。
そうして生まれたのが「本麻クール枕パッド」である。
麻の冷ややかさと、麻わたの吸湿性が相まって、蒸れが少なくなった。特に男性は汗かきが多く(私もだ)枕の汚れが早い。頭寒足熱ということからいえば、夏場だけでなくオールシーズン利用できるのだ。
汚れが付きにくいというリネンの特徴もあり、特に男性にはおすすめである。
今年は、Type20とType21というほぼ完成形を提供している
特徴は枕の固定するのに従来のヒモからゴムに変更したことだ。当初は、余り物から作った的な感覚もあって、あまりコストをかけずにするためにヒモでくくるようにしていた。ヒモについては店で再度縫い込みをしていたのだけど、ヒモそのものの強度に不安があり、今年はゴムに。
これで結構安定するようになった。
Type20は太番手のリトアニアリネン、(なんとか)両面使えるようになっている。
45×65cmで3,480円
Type21は今年オリジナルで織った40番手の近江縮み。裏面は60番手のラミー平織。こちらは縁巻も麻100%を奢っている。
3,980円
Type21の本麻クール敷パッドお買上の方には、同種類の本麻クール枕パッドが半額に、という店頭キャンペーンも実施中。
このキャンペーンのご注文はメールinfo@sleep-natura.jp へ
オリジナル本麻クール掛ふとん物語
テーマ:眠るための道具・寝具のお話
2012/07/07 12:06
オリジナルの本麻ふとんを始めたのは、もう10年以上前のことだ。
それまで麻のふとん、といえばメーカーの既製品を仕入れて販売するのがほとんど。
最初は小千谷縮や有松絞りなど、ちょっと素材にこだわったものを始めた。価格は5~6万円ぐらい。実際、生地が高いので製造直販で販売してもそれぐらいついた。西川の小千谷縮のふとんは8万円したもの。
数年前までの中心は、宮崎登志雄さんの柿渋や草木染めなどの手染めからなる本麻生地に、Toscoの麻わたを入れたものだった。4~5万円ぐらい。
雰囲気は抜群に良いが、夏物だからなかなか簡単に手を出してもらえる価格ではない。もう一つ、生地も中わたも本麻なんだけど、カバーが必要で、やはり本麻のカバーといえばそれなりの値段がするのである。できればそのまま丸洗いができた方が良い。
丸洗いのできる麻ふとんはすでにあったのだが、生地が40番手で重かった。盛夏に使うタオルケットやガーゼケットの代わりとはいかなかったのである。
中わたも、最近は0.6kgぐらいで仕上げているが、0.9~1.2kgぐらいが普通だったから、盛夏に涼しいかというと疑問があった。
本麻クール敷パッドを作り始めて、掛ふとんも同じしくみでできないか、と考え、ちょうど滋賀麻工業が丸洗いできる麻わたを開発したところだったので、80/60という軽量の近江縮み生地が手に入ったことから、最初の本麻クール掛ふとんを仕上げたのが4年前。
使ってみると、とにかく軽くて涼しい。それまで夏はパシーマを使っていて、それなりに快適だと思っていたが、まったく次元が違う。
一番の理由は生地が軽いということだ。麻の生地は重い生地が多く、敷には良いが掛にはいま一つ、と思っていたのだが、80/60番手ともなるとさすがに軽い。タオルケットだと足にまとわりついて、好きでなかったのだがそれもない。麻の心地良さを十分味わいながら、丸洗いもできる。
ウォッシャブルの麻わたを使わなくても、3インチの多針キルトなら洗うことができることがわかって、近江縮みに加えて、60リネンや60ラミーのバリエーションを増やした。製造直販だから価格も19,800~29,800円と比較的リーズナブルに抑えることができた。
これを作ったおかげで、旧来の本麻ふとんは、デザイン上を除き存在意義を失ったと行っても過言でないだろう。涼しく眠るという目的からすれば、ベストといっても過言でない。
ぜひ一度試していただきたい。手放すことができなくなるだろう。
楽天からも注文が可能である
それまで麻のふとん、といえばメーカーの既製品を仕入れて販売するのがほとんど。
最初は小千谷縮や有松絞りなど、ちょっと素材にこだわったものを始めた。価格は5~6万円ぐらい。実際、生地が高いので製造直販で販売してもそれぐらいついた。西川の小千谷縮のふとんは8万円したもの。
数年前までの中心は、宮崎登志雄さんの柿渋や草木染めなどの手染めからなる本麻生地に、Toscoの麻わたを入れたものだった。4~5万円ぐらい。
雰囲気は抜群に良いが、夏物だからなかなか簡単に手を出してもらえる価格ではない。もう一つ、生地も中わたも本麻なんだけど、カバーが必要で、やはり本麻のカバーといえばそれなりの値段がするのである。できればそのまま丸洗いができた方が良い。
丸洗いのできる麻ふとんはすでにあったのだが、生地が40番手で重かった。盛夏に使うタオルケットやガーゼケットの代わりとはいかなかったのである。
中わたも、最近は0.6kgぐらいで仕上げているが、0.9~1.2kgぐらいが普通だったから、盛夏に涼しいかというと疑問があった。
本麻クール敷パッドを作り始めて、掛ふとんも同じしくみでできないか、と考え、ちょうど滋賀麻工業が丸洗いできる麻わたを開発したところだったので、80/60という軽量の近江縮み生地が手に入ったことから、最初の本麻クール掛ふとんを仕上げたのが4年前。
使ってみると、とにかく軽くて涼しい。それまで夏はパシーマを使っていて、それなりに快適だと思っていたが、まったく次元が違う。
一番の理由は生地が軽いということだ。麻の生地は重い生地が多く、敷には良いが掛にはいま一つ、と思っていたのだが、80/60番手ともなるとさすがに軽い。タオルケットだと足にまとわりついて、好きでなかったのだがそれもない。麻の心地良さを十分味わいながら、丸洗いもできる。
ウォッシャブルの麻わたを使わなくても、3インチの多針キルトなら洗うことができることがわかって、近江縮みに加えて、60リネンや60ラミーのバリエーションを増やした。製造直販だから価格も19,800~29,800円と比較的リーズナブルに抑えることができた。
これを作ったおかげで、旧来の本麻ふとんは、デザイン上を除き存在意義を失ったと行っても過言でないだろう。涼しく眠るという目的からすれば、ベストといっても過言でない。
ぜひ一度試していただきたい。手放すことができなくなるだろう。
楽天からも注文が可能である
蒸し暑くなったら やっぱり麻
テーマ:眠るための道具・寝具のお話
2012/07/06 01:11
ここ2~3日、非常に蒸し暑くなってきた。
おかげさまで、オリジナル製造販売している本麻クール敷パッドのご注文が急にアップ。
特に、今年社運をかけて(まではいってないけど、結構リスクを張って)オリジナルで織った近江縮みの敷パッドが好評である。
Type21と呼ばれるこのタイプ。実はここに至ったのは「涼しいパシーマ・サニセーフ敷パッドを作りたかった」というのと「洗える『しとね』敷パッドが欲しかった」という2つの理由がある。
「本麻 敷パッド」 とネットで検索すると一番多く出てくるのはイワタさんの『しとね』という本麻の敷パッドである。通販生活にも出ているし、かつては私の店で扱ったこともあった。
近江縮みの本麻生地に、麻のわたをニードルパンチしたもの。シャリ感があって涼しい。ただ、問題は非常に洗いにくいのである。原因は堅くニードルパンチした麻わたといえるだろう。他社のサイトを見ると「本麻のシーツと一緒に使ってください」とあるが、これでは近江縮みの良さが生かせない。
というわけで開発を始めて8年目、毎年試行錯誤を行い、今年簡単に洗えて近江縮みのシャリ感をそのまま味わうことができるType21が完成した。裏生地も60番手のラミー本麻生地を使っているので、縫製の糸をのぞけば100%麻で出来ているパッドなのだ。
さて、かなり暑いので掛けも羽毛肌ふとんから、本麻クール掛ふとんに交替。
自画自賛かもしれないが、おそらく日本で最もさらっとして気持ちの良い夏の掛けふとんだ。タオルケットはもちろんのこと、ガーゼケットも敵ではない。
足に巻き付くことが少ないので、空気の入れ換えが早く、麻だから熱のこもりがほとんどない。
枕パッドと合わせると極上なのである。
おかげさまで、オリジナル製造販売している本麻クール敷パッドのご注文が急にアップ。
特に、今年社運をかけて(まではいってないけど、結構リスクを張って)オリジナルで織った近江縮みの敷パッドが好評である。
Type21と呼ばれるこのタイプ。実はここに至ったのは「涼しいパシーマ・サニセーフ敷パッドを作りたかった」というのと「洗える『しとね』敷パッドが欲しかった」という2つの理由がある。
「本麻 敷パッド」 とネットで検索すると一番多く出てくるのはイワタさんの『しとね』という本麻の敷パッドである。通販生活にも出ているし、かつては私の店で扱ったこともあった。
近江縮みの本麻生地に、麻のわたをニードルパンチしたもの。シャリ感があって涼しい。ただ、問題は非常に洗いにくいのである。原因は堅くニードルパンチした麻わたといえるだろう。他社のサイトを見ると「本麻のシーツと一緒に使ってください」とあるが、これでは近江縮みの良さが生かせない。
というわけで開発を始めて8年目、毎年試行錯誤を行い、今年簡単に洗えて近江縮みのシャリ感をそのまま味わうことができるType21が完成した。裏生地も60番手のラミー本麻生地を使っているので、縫製の糸をのぞけば100%麻で出来ているパッドなのだ。
さて、かなり暑いので掛けも羽毛肌ふとんから、本麻クール掛ふとんに交替。
自画自賛かもしれないが、おそらく日本で最もさらっとして気持ちの良い夏の掛けふとんだ。タオルケットはもちろんのこと、ガーゼケットも敵ではない。
足に巻き付くことが少ないので、空気の入れ換えが早く、麻だから熱のこもりがほとんどない。
枕パッドと合わせると極上なのである。