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羽毛原料の現状

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
昨日からずいぶんと寒くが厳しくなってきました。ふとん屋にとってみれば、この上ない寒さではあります。

さて、暖かい羽毛布団の原料である羽毛のお話。
グース
良い羽毛とそうでない羽毛の違いは何なのか?を語り始めると3時間ぐらいかかってしまいますが、3行で要約すると
1.水鳥の種類(ダックよりグースが良い)
2.生育している環境(寒暖の差が厳しい、飼育日数をかけている、手間隙かけて自然で健康に育てている)
3.採取方法(採取時期は秋摘み、機械摘みでなく手摘み、手選別されたものはさらに良い)
という、いわば農作物と同じです。真面目に丁寧に健康に育ててやればいいわけですが、それをちゃんとするとなると、それなりの価格になってしまいます。逆に、コストを下げるにはブロイラーみたいな育て方をするしかありません。

昨今の羽毛の相場はどうなっているかというと
上質品は値段がさらにアップ、低級品はかなりダウンという状態です。その結果リーズナブルな中級品を探すことが非常に難しくなってしまいました上級品は供給量が減少気味なので、取り合いになっていて価格はかなりアップしています。この世界も2極分化してしまいました。その上級品も年々品質が低下気味です。最高級品でも5年前の最高級品の方が品質が上なのです。
唯一の救いは円高で、これで値上げ分を相殺できる状態ですね。

これは重要な産地である、ハンガリー・ポーランドがEUに加盟したために、飼料と賃金が高騰しているのが大きな原因です。
もっとも産地表示もええ加減な会社も多く、「この羽毛はどこ産の表示をつけるの?」みたいな話が日常茶飯事的に行われているのも困ったものです。産地にこだわるよりは、羽毛そのものの品質にこだわるべきだと思うのですが、どうも消費者はポーランド産とかハンガリー産という地産ブランドに弱いようです。このあたりは、船場吉兆と同じような構造といえましょう。

そんなわけで、私の最近のオススメはロシア産。ただし、ロシア産は羽毛の集荷業者がいい加減だとスカをつかまされたり、混ざり合ったりしますので、原料屋さんの見極めの力が問われます。


iPhoneとの2週間

テーマ:コンピュータ
iPhoneが来て2週間たちました。

一番便利なのはメール。POPメールをどこでも確認することができるので、本当に便利です。
Zaurus1000Cの代わりでしたので、スケジュール、アドレス帳は日常的に良く使いますが、キータッチはまだまだ慣れていないのでともかく、画面切り替えなど操作性の良さはさすがですね。

先日東京出張したときが大活躍。行き帰りの新幹線はiPod。歩きながらGPSで地図を確認できるのも便利です。特に地図の拡大縮小が指2本で済む点は特筆すべきですね。フルブラウザが使えるのもありがたい。

Docomoもパケホーダイにすれば、機能的には変わらないのかもしれませんが、操作性と画面の大きさでかなり差がつく感じですね。

電話は従来のDocomoも使っていることもあって、ほとんど使いません。SoftBankは建物の中が弱いですね。


今日はきもの大學。されどDM作成に終始

テーマ:よもやま話
今日はきものの集いで、きもの大學が開催されました。
なんとか天気も持ってなによりでした。今年は教室も無いし、のんびりしようと思っていたら20日からの売り出しのDM、例によってぎりぎりです。

「メール便で出すなら、今日中でないと間に合いませんよ」と佐川のおにいちゃん。
えらいこっちゃ、まだ名簿も揃ってないのに・・・と朝早起きして店へ。今回は封書で出すので、はがきと違って手間が5倍以上かかります。はがきならA4に4面付けして両面刷ってカットでおしまいなのですが

どうやってするかというと

1.まずDMの内容をInDesignで作ります。PDF入稿して印刷。A3両面カラーです。
2.封筒は透明なので、A4両面三つ折スタイルで宛名面を作ります。これもInDesignです。
 (ここまでは出来ていました)

3.POSレジはMSDOS版のdbMagicという苔がはえているようなシステムです。顧客や売上のデータの読み出しはBtrieveという形式ですが、これはAccessのバージョン2.0でしか読めません。過去5年ぐらいのお買い上げいただいた記録をもとに、条件設定をして抽出します。一旦Excelのファイルに書き出します。

4.このデータをデータベースソフト桐9で読み込み、カスタマバーコードデータを作り、重複や転居された方などをチェックして、再度Excelに郵便番号順に書き出します。クエリー操作ではない会話型でデータを操作する作業は桐が一番使いやすいですね。Excelとの連携も楽々です。今回は2500名さま

5.宛名面の裏面をまず印刷。モノクロですから30枚/分でも1時間半ぐらいかかりますね。プリンタはリコーのCX7500ですが、消耗品が安くて、そこそこ早く、メンテナンスも楽という働き者です。

6.引き続いて、宛名面の表面を宛名データと、その他のデータを合成しながら印刷します。この作業はカンタンラベルプリントというソフトを使います。Excelの表の差込が非常に楽+カスタマバーコード印刷が楽なためです。

7.印刷できたら、紙折り機にかけます。昔は手で折っていましたが、時間がすごくかかるので紙折り機を導入しています。3つ折も2秒に3枚ずつぐらいのスピードで折ってくれます。

8.封筒に入れ、封をすればおしまい。

市内は区内特別郵便を使うと非常に安いのです(1000通以上バーコード付で50円。旧長浜市、旧びわ町、虎姫町が区内のエリアです。旧浅井町は別です。摩訶不思議)
それ以外は郵便局は適当な割引が無いので、メール便を使います。

今日は長浜区域以外をなんとか仕上げて、無事渡すことができました。
やれやれ。

明日は長浜区域の詰め合わせです。
コブログ見てくださっている方に、明日にはホームページにDMのお買い得品チラシをPDFで貼り付けておきますので、ぜひご覧になってください。

経営戦略研究会

テーマ:よもやま話
先月から始まった勉強会「経営戦略研究会」が大津で行われて参加してきました。

「安く」とか「便利に」という単一価値の肥大化ではなく、本当に経営を通じて目指すものはなにか、ということを学ぶ場です。

講師の田中義郎先生が話の中で、「ふとん屋」から「眠りを提供する店」への事業コンセプトの展開について、私の店を題材に語っていただきました。

「快適で質の高い眠りを提供する」ということを事業コンセプトに掲げながらも、実際には、ついふらふらと「品物を売ろう」としてしまいがちな点を改めて気づかされました。

「初心に帰る」大切さを思い知らされたのです。
がんばらなくては

西川という寝具ブランド

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
東京行きの本来の目的はこちらです。東京西川と昭和西川の展示会。

ほとんどの方がご存知ありませんが、西川には 東京西川(西川産業)、西川リビング(旧大阪西川)、京都西川、昭和西川と4つあります。元をたどれば、近江八幡の西川家ですが、本家は東京西川で、社長は代々西川甚五郎を名乗ります。(戸籍も変えます)

かつては西川といえば高品質の代名詞でしたが、残念なことに現在ではそうは言えなくなってしまいました。原因は量販店の目玉にされてしまうからです。量販店にしてみれば、というか専門店も同じですが、「西川」ブランドを安売りするのが消費者に分かりやすいからですね。
ですから、安売り用の商品には西川のマークは付かないようになっていますが、現実消費者にはわからないのが事実です。

そんな中でも、本家東京西川は日本でトップだけあって、商品のレベルの高さはさすがです。もともと東京は定価販売が基本なので、まともな価格が付いているのですけど、これが西川リビングや京都西川あたりだと、関西の「なんぼまける?」式なので、定価が高めです。(全部とはいいませんが・・・)
もっとも東京西川ですら、値引き対応商品を作っていますから、単純に定価で判断するとロクなことがありません。例えば315,000円の品を198,000円でうたっている場合は、いわゆるてんぷら上代という場合がほとんどです。特価品といいながら、実際は定番ブランド品の方が安くてモノが良かったりしますね。素材を見て値打ちかどうかを判断する「目利き」ができないと、西川でもへんなものをつかまされます。

一般に 品質が同じなら
東京西川<=大阪西川<京都西川 の順で定価が上がります。同じ定価なら逆ですね。

残念なことに、京都西川の低価格品は中国あたりの低級品を「西川」の名前をつけて、それなりの値段で出しているものが多いので要注意です(ギフトは特にダメ)。このようなブランド価値を切り売りしているようなことでは、「西川」というブランドは過去のものになってしまいます。

品質の良いものを良心的な価格でまじめに提供するという、当たり前の、本来の姿に戻ってほしいものです。
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ねむりはかせ

曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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