広域合併について

テーマ:まちづくり
合併について 船浅さん 羽淵さんから意見が出ていますので、私も一言。

10年前に青年会議所の事業で作ったシナリオがあります。題して「湖北の広域合併は必要か」。一度お読み下さい。

その中で、「中央集権による地方分権のための合併」というアイロニーというか、パラドックスを提示しました。
非常に残念なことで、しかも歴史上しばしば起こっているのは、住民一人一人が最適と思われる手段を取ったときに、コミュニティ全体として最悪手になってしまうということです。一方で、コミュニティ一人一人の叡智をかき集めると、本来あるべき姿が見いだせる、という事実もあります。

ある倒産しかかっている会社の話。

「我が社は倒産しかかっている。このままで行けばまずいので、大手のA社と合併して生き延びたい」
「そんなことを勝手に云われても困る。まず何が問題なのかを従業員全体が考えて、取り組む方策を考えるべきではないか?」
「そうだ、従業員の意識を向上させて、みんなが納得してから問題解決にはいるべきではないのか?」
「確かに話はごもっともだが、みんなのコンセンサスを集約するには時間がかかるし、そんな悠長なことをしていては機を逸するのではないか?」
「リストラをしなければならないが、社員でその方法を見つけてもらえないか」
「そんなことされたらうちには沢山の子どもがいて、だめだ」
「積極果断にしないと、乗り遅れてしまうよ」
「独裁者ハンターイ」
みんなの意見を聞いていると、だんだんまとまりがなくなっていきます。

企業では戦略決定は基本的にトップの仕事。社員は「決定プロセス」に参加することがあっても、「決定」に加わることはまずありません。逆に戦術レベルの日常の業務改善はQC運動などで積極的に行われるべきですが。

合併とは地方自治体のリストラということです。住民納得づくの合併って極めて限られます。そうであればこそ戦略的に大きな枠組みで決めていくことが必要ではないのでしょうか?
皮肉にも、日本には「お上の言うことにはさからわない」という伝統があるのですから。
住民意識を向上させたり反映させることは大切ですが、戦術的な事柄について行われるべきことだと思います。

結局 方針だけ出して責任をとろうとしない国の責任
それでも、将来を見据えて布石を打つのが長浜市民の伝統ではないですか?

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