羽毛と会話する

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
7月に入って、暑い夜が続きます。夏ばて防止のためには、質の良い睡眠が必要ですね。

さて、羽毛布団のリフォームのご依頼が急増してきました。10年ぐらい経つと、中の羽毛も汚れてきたり、こわれてゴミになったりしますし、側も汚れたり、破れて羽毛が吹き出したりします。

私の店では、一昨年の末にドイツ・ロルヒ社の羽毛リフレッシュマシーンを店頭導入しました。日本でも店頭導入は2軒だけ、全国でも12台しかないキカイです。
元々、フランクフルトにあるBetten Ridというお店に導入されていたのを見て、「欲しいな~」と思っていたところ、ドイツで中古の掘り出し物が・・・かくして、店に鎮座することになったのです。
LORCHマシン

リフォームに持ってこられる羽毛は実に様々です。洗浄(洗い1回、すすぎ2回)→乾燥除塵→分別と3工程行いますが、良い羽毛はリフレッシュしても、あまり減りません。一方で、ゴミが多くなってごそっと減る羽毛もあります。羽毛の良し悪しはリフレッシュの時にはっきりでるのですね。

羽毛を開けたところ
その羽毛の仕上りぐあいを確かめながら側に充填します。パワーのある羽毛は、入れすぎるとかえって良さを損ねてしまいますし、そうでない羽毛はパワーの状態を見ながら、ちょうど良い具合に仕上がるように吹き込みます。もちろん足らない場合は足しをするのですが、足しの具合も羽毛の状態を見ながら決めます。

このあたりは長年のカンみたいなもので、今までに3,000枚以上羽毛布団づくりをしてきましたから、まさに「羽毛と会話」しながら、布団を作っていくわけです。

使う人に合った羽毛の側を選ぶことも大切です。寒がりさんと暑がりさんでは側の選択もおのずとかわりますので
詳しくはこちらのPDFをお読み下さい

7/23に折込み予定のリフォームとベッドのチラシ(PDF)もどうぞ

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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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