奇々怪々
昨日(26日)消費増税法案は衆院で可決しました。党議拘束の掛かっていた民主議員の57人が反対票を投じました。採決を棄権した議員15名を含めると計72名の造反となります。
この人達の親玉と云われる小沢一郎が私にはどうしても理解ができません。彼らは「増税の前にやるべきことがある」と云って、マニフェストの実行を述べています。
民主党の掲げた大衆迎合のマニフェストはほとんど実行されていないのですが、特に気になることは小沢自らが早々に破った二つのマニフェストです。
まず第一は「天下りは許さない」です。これは09年の10月、政権交代とほとんど同時に時の幹事長小沢一郎の盟友斎藤次郎元大蔵次官を日本郵政社長に就任させたことです。
第二には、「ガソリン税廃止」です。「ガソリン値下げ隊長」とか云っていた民主党のぼんくら代議士もいましたが、この公約をいち早く反故にしたのも時の小沢一郎幹事長です。
この様に自分の都合で変節する小沢の姿勢を見て、なおかつ付いてゆく代議士がいることが私にはどうしても理解ができません。まことにもって奇々怪々なことです。やはり魅力はお金なのでしょうか?
小沢は自民党を飛び出してから、新生党・新進党・自由党と創ってはつぶし、その間に得た政党助成金を自分の懐に入れているといわれています。その金額は28億円とも云います。
私の知人が小沢は偉大な政治家だと云います。そういう表現をする代議士も何人かいますがはたしてそうでしょうか?彼こそ、歴史上最悪の権力固執の政治屋だと思うのですが?