松平さんのこと
今日(10日)の新聞に、昨日松平康隆さんの「お別れ会」が青山葬儀場で行われたとありました。
松平さんは全日本男子バレーボールの監督としてメキシコオリンピック銀、ミュンヘンオリンピックで金メダルを獲得されました。その後バレーボール協会の専務理事として、昭和40年代から60年代に懸けて男子バレーボールをメジャースポーツに高めていただきました。
氏はリーダーとして先見性と計画性に優れ、実に上手くメディアを使いました。ですから当時は各メディアに男子バレーが数多く露出していました。
毎年年度末に行われている「全国都道府県対抗中学バレーボール大会」も氏の発案です。そんな氏との思い出は私にも少しあります。
一つは、30年近く前お会いすることをお断りしたこと。二つは、25年前、第1回全国都道府県対抗大会が行われた大阪府立体育館での監督会議終了後のことです。仲間の監督数人と正面玄関でトーナメントが書かれた大きな看板を見ていました。
しばらくすると松平さんが数人の方と来られて突然「脇阪さん宜しく頼みますよ」と話しかけてくださり、驚いた私は「お互いに大会が成功するよう頑張りましょう」と話し、握手をしたことを思い出します。
今日マイナーに落ちかけている男子バレーボールを再度復活させるには、バレーボールをこよなく愛する氏のようなリーダーの登場が必要だと思います。
今は松平さんのご冥福を念ずるばかりです。