誇り

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今日(24日)は朝から“別冊「正論」 わが子に語りたい日本人の物語”を読んでいました。これは東日本大震災を受け、日本人が再び立ち上がるために取り戻すべきものは何かを記したものです。感動の連続で、是非お勧めしたいと思います。

 

最初に記されていたのは西村真吾氏の「日本人とはいかなる民族か共に生き共に死にたいと思う絆」です。読み進むにつれ何度も涙が出ました。

 

“巨大地震と巨大津波は、困難なときに内側から現れてくる日本民族の本質と連続性を明らかにした。その本質と連続性は、いざというときの献身となって表れるものであった。”から始まります。

 

南三陸町の若い女性職員が最後まで避難を呼びかけ続けた姿と、ソビエト軍に侵攻された樺太の真岡で最後まで電話交換業務に挺身し命を絶った真岡郵便電信局の9名の乙女達を重ね合わせています。

 

天皇のお言葉と、両陛下が被災地の人々と苦難を共にしようとされたお姿。自衛隊の必死の捜索活動とそれに報いようとする被災地の人々の姿。さかのぼって、京都守護として御所を守った会津藩士のことや、『勝たねば日本は滅びる』とはっきり知って死地に赴いていった日露戦争の兵士に触れています。

 

最激戦地であった硫黄島の兵士にも触れながら、そこでは擂り鉢山に掲げられた星条旗が二度も降ろされて日の丸に変わったこと。しかも二度目の日の丸は血染めであったこと。3度目の日の丸はついに擂り鉢山に翻ることはなかった。

 

瓦礫の中に翻る日の丸を見て、東日本の被災地においても戦場においても我々日本人は翻る「日の丸」を眺めて気力を奮い起こそうとしたのだと語っています。

 

最後には「かつて生きた日本人と、今を生きる我々日本人は、同じ誇りある血のもとに繋がっている。このことを、被災地の人々は、巨大災害の悲惨極まる状況の中に於いて我々と世界に示した」と結んでいます。

 

他20以上の話が集録されていますが、読むのが楽しみです。

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脇阪宏一
真宗大谷派
西蓮寺住職
38年の教職生活を基に、市議会議員2期務めさせていただきました。
現在住職の傍ら健全な青少年の育成を願って、"明るく・楽しく・元気よく"をモットーに、スポーツ少年団バレーボールチーム「長浜パンサーズ」の指導をスタッフと共にしています。
練習会場は長浜小学校体育館で週2回(土・日午前中)です。
現在長浜市内51名の男女児童が参加しています。
参加希望者は何時でも受け付けます。


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