山本五十六
今朝(13日)8:30頃の米原発の電車に乗り近江八幡に行きました。映画「山本五十六」を見るためです。映画を見るのは「武士の一分」以来だと思います。
2時間半があっと云う間に過ぎてしまいました。内容は素晴らしく、まるで今日の日本国の政治状況を映し出しているようでした。
と言いますのは、日米開戦を根拠を持って反対する山本五十六でしたが、内閣はもとより軍のトップやメディア・国民全てが一体となって戦争に突入して行きました。その時先を見通す真のトップリーダーがいなかったことです。
あの時、山本五十六が海軍大臣か軍令部総長であったらと思うばかりです。彼は日米の国力の差を熟知し三国同盟にも反対しました。しかし開戦に至れば終戦もしくは講和を念頭に置き見事にその責任を全うします。
思ったことは、結局官僚の言いなりになった内閣と軍部、さらにそれを煽るメディアや国民の姿です。09年の総選挙を思い出すと共に今日の国内状況を見ているようでした。
ちなみに、軍神山本五十六は「米百俵」で有名な小林寅三郎が「教育を広め、人材を育すれば国家百年の計が建てられる」の精神に基づいて設立した「国漢学校」の系譜から育った人物です。
小林寅三郎無くば軍神山本五十六はいなかったかも知れません。改めて先を見通す真のリーダーと教育のすごさを思うことです。