雲泥の差
今日(19日)9:00頃、日本中を熱狂させた「なでしこジャパン」が成田に到着しました。ワールドカップで優勝するまでには想像を超える厳しい練習があったことと思います。
大会に入ってからは勿論、入る前から佐々木則夫監督はおそらく熟睡することなく胃の痛む思いで常に策を練っていたことと思います。ここに至るまでの7年間、着実に段階を経て栄冠を獲得されたものと思います。後は次の五輪までの総仕上げだと思います。
東京五輪で優勝した「東洋の魔女」は松平監督の下、ミュンヘン五輪で優勝した男子バレーチームは松平監督の下、それぞれ綿密な計画の下で勝ち取ったものでした。
私の体験では、チームつくりはまず目標設定、次いでそれを達成するための分析、そして計画だと思います。後は互いの信頼とそれに従ってのたゆまぬ努力です。佐々木監督の見事な設計と、それに工夫を加え歯を食いしばって懸命に頑張ってきた選手にはただ称賛の言葉しかありません。
チームプレーの善し悪しには監督(リーダー)の責任が必ずついて回ります。これは過去の歴史を見ても全てそうです。身近では、日々展開しているプロ野球がそれを証明しています。
そんな視点で日本国の政治状況を見ると、現在の菅首相には全くリーダーとしての素養がありません。被災地の人々を始め日本国民は懸命に頑張っているのです。しかし、菅首相の言動を見る限り災害復興を含め、日本国をどこに導こうとしているのか全く不明(中国・北朝鮮と同化しようとしているのかも知れませんが)です。
内政は勿論、外交も防衛も全く進展しせず今や日本国は危機的状況に陥っています。しかしながら、菅の政治姿勢には全く展望が見られず場当たり的発言を繰り返すばかりです。結果は内閣のほとんど、与党のほとんどはそっぽを向いています。
今、日本国で「なでしこジャパン」からリーダーの有り様を最も学ぶべき一番の人物は菅ではないでしょうか?佐々木監督と菅の間にリーダーの資質を見るとき、そこには雲泥の差を感じるのは私だけでしょうか?