光と陰
今日(16日)ヤフーニュースで中国のサーチナを見ていましたら、日本ではあり得ないさもありなんと思う記事がありました。内容は、01年世界ユニバーシアード大会において体操競技で2冠を獲った中国の体操界のエースが地下鉄口で物乞いをしているというニュースです。
彼は国の強化選手として育成されていたが、04年アテネ五輪に選ばれずその後引退しました。やがて窃盗等で逮捕され、結果として物乞いに身を落としたと言うことです。
中国(共産圏はどこも同じですが)では優秀なスポーツ選手は3~4歳という幼少期から家庭から離されてスパルタ式に教育を受けます。練習が最優先のため基礎学力やモラル・公共性が身に付いていません。
このために怪我や成績不振で脱落すると不通の就職は困難となり生活困窮者となってしまいます。そうした元選手という人が多数いると言われています。中には男性ホルモンが原因で妊娠できない体になり、生活も苦しく身を落とす人もあります。
中国では、政治は共産主義で経済は資本主義という国の事情から、結局お金がないと生きてはゆけないのです。GDPでは日本を抜いたとはいえ、一人当たりのGDPは日本の11分の1でしかありません。中国の光と陰をしっかりと知るべきです。
私も長い間バレーボールの指導をしてきましたが、どの子も能力に応じた高校や大学に行き今や立派な社会人として活躍していてくれます。スポ少で係わった今年大学4年生のHくんは教師を目指し、Bくんは大学院目指して猛勉強中です。
中国の13分の1の人口ですが、日本に生まれて幸せであることを総ての日本人に感じて頂きたいと常々思っています。今は極左政権の中ではありますが、この日本国を侵害しようとする近隣諸国からこの国を守るのは日本人しかいないことを知るべきです。