宰相の資格
表題は今読んでいる櫻井よし子氏の本の題名です。そこには
“指導者たらんとする我が国の政治家にとって必要なのは、深く歴史を学び、広く世界を見ることだ。思索の時間を己のためと、日本のために確保し、考えを深めることだ。心身の鍛練を続け、自分が生きている間の評価などに決して振り回されないという覚悟を身につけることだ”と語り、菅直人を筆頭に、鳩山、小泉、安倍、福田、麻生各首相の人物像を語っています。
そんな折しも、今日(15日)の産経新聞「転換への挑戦」に、中曽根康弘氏がこんないことを述べていました。
“・・。新しい人材はどうか。管直人首相は「市民派出身」という意味で「異端」だったかもしれない。しかし、政治家が持つべき歴史や伝統、国家への意識に欠けている。
何事にも連続性がなく、場当たり的だ。それが政策にも如実に出ている。目の前のことをあれこれぶち上げてみるものの実現したものはほとんどない。
長い自民党政権に飽きた国民が、今までとは違うきれいな花に飛びついたが、それは実がならない「あだ花」であったと分かった。国民は今、「あだ花」を突き放そうとしているのだ。
・・。前原誠司前外相や岡田克也幹事長らはやるだろう。ただ、国家観や歴史観が見えない民主党の欠陥を直さねばならない。”
白日の下に
今日(14日)午前の記者会見で枝野官房長官は「脱原発は将来の思い」だと述べています。この様に、国民の目先を変えるために躍起になっている菅にとって避けて通れない問題があります。(7月4日のブログ「売国政権」で記載済み)
このことについて今日の産経新聞「菅首相に申す」で櫻井よし子氏が述べています。内容を簡潔に記します。
“菅首相には深い闇のような疑惑がつきまとう。(既報の内容)・・・。この際、菅首相以下民主党が、党を挙げて支える両組織(市民の党→政権交代を目指す市民の会)の実態を私たちは知っておかなければならない。
例えば市民の党の横浜市議 井上さくら、与那覇原寛子両氏は02年5月29日、市議会本会議場で国旗を引き下ろそうと揉み合った。同年6月5日の本会議で2人は議長席と事務局長席を占拠、6時間近い議事妨害で、地方自治法上最も重い除名処分を受け失職した。
首相は国旗・国歌法案に反対した実績がある。・・。菅氏と、先の横浜市議ら及び市民の党は、価値観を共有すると考えてよい。
献金問題について菅首相は「連携することでプラスになると考えた」と今月7日語ったように、首相こそ確信犯なのだ。
この首相の下で民主党はあらぬ方向に暴走しつつある。暴走の先には日本の最大不幸が待ち受けている。一刻も早い全容の解明と菅首相退陣が必要だ。”
この様に、北朝鮮の日本侵食はあらゆる手段を使って既に始まっているのです。
当然この問題は白日の下にさらすべきことですが、不思議なことに、この重大問題がNHKはもとより産経グループ以外の各メディアに全く登場しないことです。この背後に何があるのか本当に不思議です。
青山繁晴氏、櫻井よし子氏、さらに産経グループには頑張っていただいて国民に真実を知らしめて頂きたいと願っています。