抑止力
今日(10日)の産経新聞に元首相中曽根康弘氏の寄稿文がありました。そこには普天間移設問題について、
“先の名護市長選では移設反対派が当選した。また、首相自身が県内の地の他の地点または県外を選定する発言もする。連立与党内の県外または国外移設論もある。首相は連立維持に腐心しつつ、米国との約束、国民への約束は内閣の重い負担となっている。
このような不安定な状況で時間が推移してゆけば、5月には連立に忠ならんとせば日米に孝ならず、内閣の危機がが出現する”と記されていました。
さらに次のような記事がありました。
“米軍普天間飛行場の移設問題をめぐって日米関係が悪化する中、ワシントンでは専門家らによる発言が相次いでいる。
戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン日本部長は、現在の鳩山政権が反米姿勢を示していた韓国の盧武鉉政権と似ていると指摘。
アーミテージ元国務副長官は「民主党とわれわれ日米の専門家は異なる言語を使っている。『抑止力』についても、われわれはその意味が分かるが、民主党には理解できず、同じ概念を持っていない。日本で同盟が本当に重要だと見られているのか(米国では)多くの人に疑問が出ている」と危機感を込めて語った”とありました。
日米安全保障条約の下での近隣諸国への抑止力があるのであって、これを軽視して日本国をどうしようとするのか?それとも、それを破棄して日本国独自の防衛網を作ると云うのか?現政権には、そこをはっきりしていただきたいと常々思っています。
明日11日は建国記念日です。昨年からこの日に鹿児島県の知覧(特攻平和会館)に行くと決めていました。朝7:00過ぎの電車で米原を出て、昼過ぎにはに着けそうです。12日13日と南九州を周り、14日の朝8:00前に神戸港に着く予定です。