制御不能政権
昨日(4日)朝青龍が引退しました。それは相撲協会の指導ではなく横綱審議会が厳罰を求めたところにあります。しかも、自身の責任を問わない高砂親方や相撲協会の責任はどうなっているのでしょう?現実離れした日本相撲協会の姿は、今の民主党の姿そのもののように映ります。
今日(5日)の読売新聞の社説から一部抜粋します。
“民主党・小沢幹事長の資金管理団体による土地購入事件で、東京地検は元秘書の石川知裕衆議院議員ら3人を政治資金規正法違反で起訴した。
起訴された石川議員は、調べに対し、小沢氏の事件への一定の関与を認める供述をしていた。・・・。だが、小沢氏は関与を全面否定した。
資金管理団体の収支報告書の実態と異なる記載は、総額30億円にも上る。関連政治団体との間で、複雑な資金移動を繰り返したのは、何のためなのか。
首相は以前「秘書の犯罪は議員の責任」「私なら議員バッジを外す」と明言し、自民党議員らを追求していた。
今回小沢氏の責任を問えないのは、偽装献金事件での自らの責任にはね返るからと見られても仕方がない。
一連の事件で起訴されたのは、総て議員秘書だが「トカゲのしっぽ切り」を続けることは許されない。秘書だけが責任を取らされるような現在の仕組みに関して、法改正を検討するときだ。”
小沢一郎資金管理団体への企業・政治団体の寄付金30億円以外にも、不明になっている政党交付金が20億円近くあります。この多くは私たち国民の税金です。
にもかかわらず、民主党の議員間で問題とされない現政権とは一体何なのでしょう?全く制御不能政権と断ぜざるを得ません。どうか、自浄能力を発揮して頂きたいものです。