犠牲者?
今日(4日)17:00のニュースで知ったことですが、ついに朝青龍が引退しました。彼は記者会見のなかで「モンゴルの大草原で育った少年をこんな横綱にまでして頂いて感謝している」と語っていました。
結果は致し方ないこととは思いますが、それにしても協会や親方の責任が問われないことが私には腑に落ちません。
協会は今まで朝青龍の幾つかの問題を始め、力士死亡事件・大麻事件等々がありながら具体的対策を講じた形跡が見えません。
1日のブログでも記しましたが、外国人の問題行動は協会と親方の責任だと私は思います。
相撲は日本固有の国技というならば、外国人を受け入れるとき時間をかけてその歴史と精神をしっかりと教育すべきです。高砂親方や協会幹部の姿勢からはそれを感じることが出来ません。
勝負にかける時の朝青龍の集中力は他の追随を許しません。勝負から離れたときの彼の姿からは優しさを感じます。
そんな彼を今回のような結果にしたことに、協会と親方は何らかの責任を取るべきだと思います。私には、彼は協会や親方の犠牲者に思えてなりません。
私は昔の相撲フアンであって、たまにテレビで相撲を見るくらいです。決して朝青龍のフアンではありません。
不起訴
今日(4日)の新聞報道では“小沢氏不起訴”の文字が一面トップに躍っていました。
新渡戸稲造の『武士道』には
“武士道の本性とは 名誉を重んじることである”とあります。
古くアリストテレスは
“政治は最高の道徳である”と語りました。
日本国の政治を司る最高実力者である鳩山由紀夫首相・小沢一郎民主党幹事長はこうした言葉をどのように受け止めるのでしょう。
彼らにはしっかりと心に手を当てて先の言葉に照らして頂きたいものです。
過去日本人が大切にしてきた武士道の精神や道徳は政治の世界では過去の話なのでしょうか。いや決してそうではなく、特定の人のことであるはずです。
日本国のトップがこの状態では、大相撲界も秩序無き社会であっても何ら不思議ではありません。ましてや一般社会においては、ますます秩序なき社会に成り下がってゆく心配があります。
民主党の皆さんには日本国のために是非共自浄能力を発揮して頂きたいものです。