男の哀れ!
昨日(7日)、読売新聞による全国世論調査結果報道の一部を以下に記します。
小沢幹事長辞任すべし →74%
小沢幹事長辞職すべし →66%
民主党の自浄能力無し →88%
こうした状況下において、鳩山首相は全く脳天気としか言いようがない発言を繰り返しています。
首相は「こうした政治とカネの問題で『民主党、何やってんだ』と言う思いを持たれた方も多いかも知れない」と語り、
次いで、「『今までの政治を変えてくれ』と言う強い期待をいただいたわけだから、古い政治に戻すわけにはいかない。国民のために新しい政権の役割を任じていくことに尽きる」と語っています。
先の総選挙で国民は「政権交代をしてほしい」の思いは強く、結果、政権は交代しました。しかし、これほど自民党の先祖返りを期待した人が居るのでしょうか?田中角栄・金丸信・竹下登時代の古い自民党政治に戻したのは一体何処の誰なのだと尋ねたいものです。
しかし、政権交代した結果、鳩山首相の偽装献金問題・小沢幹事長の政治資金の不正問題が明らかになったことは成果です。しかし、国民は古い自民党の金権政治に戻ることを誰も求めていません。
政府不信状況が続けば、この先内政においては景気回復が見込めず、外交においては日米関係が極めて不安定になり、中国の思うつぼではないかと思います。
権力にしがみつくために小沢一郎幹事長にしがみ付く鳩山由紀夫首相の姿は、一蓮托生の姿とは言え、いかにも名誉も誇りも持たない男の哀れを感じます。