旅の準備(一人コンダクター)

テーマ:お店の情報(イベント等)や仕事のお話
毎年1月はヨーロッパの展示会を回る。

目的は、羽毛の買い付けとベッドや毛布などの仕入+情報収集。特に今年は羽毛の状況が非常に悪いと聞いているのだが、実際どうなるかは現地で現物を見るしかない。ユーロが安いので買い時ではあるが・・・・

今回はフランクフルトのHeimtexil(寝具・テキスタイル見本市)、ケルンのimm cologne(家具見本市)、パリのMainson et Object(ライフスタイル・雑貨)の3つを2週間で回る。

旅の手配は全てネットで済ます。まず概ねのスケジュールをたてて、まず飛行機のチケットを手配。難しいのは時期によって価格が変わること。1月出発の場合、11月末までは大手の旅行社が座席をおさえていたりするが、12月に入ると開いてくるということもある。今回は当初の予定だと往復27万もしたのに、帰国日を1日ずらしただけで10万まで下がったが、この価格も11月に調べた時より、12月10日頃の方が安かった。

今回は長距離列車が5回あるので、時刻を調べてドイツ国鉄とフランスTGV、RailEuropeのHPから予約。通常だとユーレイルセレクトパスを使った方が安いんだが、フランクフルト-アムステルダムの指定券が取れないので、各便を早割を使っての予約。時間の変更はできないが、使い方によってはユーレイルパスより安い。RailEuropeもアメリカのサイトで購入した方が安いし発券手数料も無い。ネットで予約して、メールに添付されたPDFをプリントしておけばOKなので楽。

国際列車はいろいろなHP見ながら、列車を選ぶ。この作業は結構大変。駅の構内図などを見ながら、乗り換えなどのシミュレーションも必要である。TGVの2等車は新幹線からみるとあり得ないぐらいに狭いので、1等でないと長時間はきつい。(ドイツのICEはマシだけど)

最後にホテルを選ぶ。この場合、駅からの距離が問題になる。できるだけタクシーは使わないようにしているので、メトロからすぐなど、歩いていける距離が良い。グーグルの地図とネット上のホテルの設備や朝食などの評判を確認しながら選ぶ。

ヨーロッパのホテルは部屋によってずいぶんと違うので、何泊もする時は直接メールでリクエストをしておく。今年の1月はアルハンブラ宮殿のパラドールだったが、「銀婚旅行なので、ちゃんとしてね」とメールをして念押しておいたら、メゾネットの一番良い部屋で、しかもシャンパンとデザートのサービス付きだった。

旅の後半は疲れが溜まるので、ホテルもゆったり目。展示会場が広いので、歩く距離がばかにならない。日本人だからバスタブが欲しくなる。どこのサイトで予約するかも問題で、複数サイトをチェックしながら行う。日本のサイトはほとんどが朝食付きだが、海外のサイトだと付いていないことも多い。前に海外のサイトで予約して、オーバーブッキングで泊まることができなくて、青くなったことがあったので、これも要注意。

最後に展示会のバッジ(入場券)。日本はほとんどの展示会は入場無料だが、ヨーロッパは有料が基本。それも5000円以上するものが多い。ネットで予約してPDF発券すると20%ほど安くなる。ちなみにドイツの展示会の入場チケットは周辺のバスや地下鉄などが乗り放題になる特典が付いている。フランクフルトの展示会の場合、市内のホテルは展示会期間中3~5倍の価格になる。そこで電車で30~40分ほどのマインツに泊まるのだけど、片道1000円ちょっとする交通費がかからない。

これら列車の切符やホテルの予約書などのPDFはネット上のストレージに置いておくと、向こうでプリントを紛失しても印字可能となる。

行き当たりばったりだった昔の旅行から比べると、ネットのお陰でずいぶんと便利だ。

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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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