このふとん洗えますか?

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
お客さまから「このふとん洗えますか?」というご質問をいただくことが、よくあります。

すると 「今お使いのふとん、洗ってらっしゃいます?」と逆にお聞きすると「いや~洗ったこと無いわ」という方がほとんどです。ここにギャップがあるのですね。

シーツや敷パッドなど、肌に直接触れるものは頻繁に洗うことが大切です。

ふとんも毎日使うものですから、汗を吸い中わたに汚れが溜まります。ですから3年に一度ぐらいは丸洗い(ドライクリーニングではなく水洗いです)をして、中の汚れを落とした方がいいのです。
この場合は、ウォータージェットで洗える業者(私どもでも取り扱いしていますが)に任せるのがベスト。

一方家庭洗濯が可能なウォッシャブルのふとんというのがあります。一見良さそうに見えますが、実はいくつか問題があります。
一番の問題は、ふとん本体を頻繁に洗うことが無いし、その必要性も少ないということです。家庭洗濯を可能にするために、それに適した生地や中わたを使わなければなりませんが、これらが必ずしも快適に眠れる素材ではないということです。

丸洗いできるふとんの中わたのほとんどがポリエステルわたです。確かにホコリも出にくいですが、ふとんにとって最も要求される吸湿性という機能が決定的に劣っています。高機能ポリエステル繊維のなかには吸湿性があると謳っているものもありますが、JISの吸湿性試験は静的状態で8時間後の数値を見ます。8時間では吸湿性があったとしても、最初のノンレム睡眠時における大量発汗をさばくことはできません。 ここに数値と実際使用した場合のギャップがあります。

ウォッシャブルの羽毛ふとんというのもあります。夏向きの肌ふとんに多いのですが、これは生地の通気度を0.7~0.9ccと犠牲にしてウォッシャブルを実現していますから、「洗えるけど、蒸れる」という結果になります。

ウォッシャブルの羊毛ふとんは、ウールの表面にあるスケール(うろこ状のキューティクル)を薬品で溶かしたり、樹脂でコーティングして実現していますが、その結果、ウール本来の持っている素早く汗を吸収して放湿するという機能を犠牲にしています。

ウォータージェットでのクリーニングであれば、真綿ふとんを除いてほとんどのふとんを洗うことができますから、無理にウォッシャブルを選ぶ必要はないのです。ウォッシャブル表示をするということは、消費者がどれだけ乱暴に洗濯機で洗濯しても問題が出ないような作り方をすることになりますが、そのことは快適な睡眠の実現とは異なってしまうのです。

ふにおちぬ

テーマ:よもやま話
日本中を大騒ぎさせたオリンピックのフィギュアもエキシビションを残すだけだが・・・

今一つすいっとしないのは、プルシェンコも言っていたことだが、ライサチェックは4回転を飛ばずに、キム・ヨナは3回転半を飛ばずに金メダルをとったことだ。

確かにキム・ヨナの演技は素晴らしかったが、彼女は3回転半を飛ばなくても150点を超えることを証明してしまった。彼女は次のステップをどうするのだろうか。今のような採点方法を続ける限り、3回転半や4回転にチャレンジする選手はいなくなるのではないかと思う。ライサチェックもしかり。

人はチャレンジすることに未来価値を見いだす。ましてやトップ選手はそれが当然だと思う。高橋が4回転に挑んだも、真央ちゃんが2回の3回転半をプログラムに入れたのもそうだ。4回転にチャレンジして成功した小塚はたいした奴だと思う。

私たちのビジネスでもそうだが、他にないオリジナリティを生み出そうとすることに未来価値があるのであって、無難な商品を緻密に販売すれば、リスクは少なくて確かに売り上げ記録はできるだろうが、記憶には残らないだろう。

3回転3回転をきれいに飛んでGOEを稼ぐのは、いくら得点競技とはいえせこくないか?3回転半を、4回転を果敢に挑戦していく選手に私はエールを送りたい。






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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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