慣れは怖い
まじめなタイトルでごめんなさい(別に謝ることもないのかもしれませんが)。最近、仕事をしていて「あっ、危ないな。」と思うようなことがありました。通常の仕事をしていると、うっかり間違いがあっても気づかずに通り過ぎてしまうことがあります。
日本は新型インフルエンザでも他の国に比較したら、かなり神経をとがらせた対応をしているそうで、これがニュースになっています。ゆえに私達食品業者は最近では涙ぐましいほど気を遣っておるつもりですが、それでも厳しい消費者に注意されることも残念ながらあります。
ところで、異常に気がつく人とそうでない人の違いはどこにあるのかな?と考えました。実際に「なんでこんなにわかるん?」と思うほど気がつく人と、「こんなもんわからんかったかな?気がつかんかったんかな?」と思うほど単純なミスに気がつかない人。どうして差ができるのかと思っておりました。
先日、松男さんの記事で、文章の単語の中で文字の順番を変えたりしたケンブリッジ大学の研究の文章が出ていました。
「単語の最初の字と最後の字が合っていれば、後は順番が違っていても読めてしまう。」というケンブリッジ大学の研究の文章です。
私は間違いに気がついたつもりでしたが、あとでもう1度読むと、「あっ、ここも違ってたんだ。」というところがありました。「慣れや思い込みの怖さ」を知らされました。
先日、女優の森光子さんが放浪記の舞台の2000回公演を果たし国民栄誉賞が贈られることになりました。これだけやると台本なしで練習できそうなもの、舞台で上がることなどないだろうと思われます。
しかし森さんは毎年セリフをスパッと忘れて頭の中をカラにされるそうです。そうすることにより、新鮮な気持ちで新たな放浪記の舞台を行うことができる。だから、今でも舞台では、いい意味で「上がられる」そうです。
私達の仕事も、悪い慣れに気を付け、いつも新鮮な気持ちで仕事ができるように仕事の仕方などを工夫したいものです。
オバフォー阪神とハエヌキ巨人
プロ野球もセパ交流戦前の6試合が昨日から始まりました。昨日の阪神、ファンの方はこれ以上ない嬉しさではないでしょうか?逆にカープファンの私にすればストレスが溜まる試合だったようです。
阪神・下柳、広島・大竹の息詰まる投手戦。0-0で迎えた9回裏。広島は好投の大竹(24回連続無失点、つまり約3試合シャットアウト中だと言うことです。)を横山に代えます。先頭打者は元・カープのアニキ・金本。見事にサヨナラ本塁打でした。アラフォー(オーバーフォーティ)の二人による勝利でした。広島は3塁も踏めませんでした。
この試合、もし、広島が大竹のままだと、「スタメン交替なし」というめったにみられない事がおこるときでした。
指名打者のいるパ・リーグはともかく、セ・リーグは投手に打順が廻ったときにチャンスなら交替ということがあるので、ブラウン監督(広島)も何で代えたのかな? ただ、それだけ両チームにチャンスがないということで、面白くない試合だったということかもしれません。
それにしても阪神というか阪神カープはよそから来たアラフォーに今だに頼らねばなりません。ニュースでも金本・下柳の他は新井、これも元広島。阪神は、チームが育てた選手はあまりいないでしょう。まあ、掛布ぐらいかな。現監督の真弓はクラウン、岡田は早大、など、無名の高卒で育てた選手はあまり知りません。阪神の選手の大半は阪神でなければ無名の選手が多いのではないでしょうか?(新井の代わりに来た赤松、よろしいな。)
巨人も小笠原のようによそから来た名選手がいますけど、最近は坂本などが台頭し、谷(柔ちゃんのだんな)などはかすんでいます。ラミレスも目立ちません。
伝統ある両チームですが、選手を育てる力のある巨人と連れてくるだけの阪神。この違いはどこから来るのかな?阪神は、どうせ、金本などが引退したらまた広島から栗原や東出をFAでとるだけでしょうね。
そういえば、20年前、いつも三味線を曳山で演奏される大の虎キチの某S魚屋さんが言ってました。「以前***(有名な選手だったと思います)と阪神の選手やファンが来る居酒屋で飲んだことがあるんやけど、そいつが言うとった。」「阪神より和歌山の住友金属(社会人野球の名門です。)の練習の方がはるかに厳しい。」
ニュース速報、号外
昨日、5月11日は号外や速報がたくさん出た日ではなかったかと思います。結構おなじみの方や有名な人が亡くなったり、賞をもらわれたりしました。こんなことも珍しい。
1、小沢一郎民主党代表が辞任表明
2、小室哲哉被告に執行猶予つきの懲役刑の判決
3、三木たかしさん逝去
4、森光子さん国民栄誉賞、女優では初、史上最高齢
と、たくさんありました。実は、ロシアのプーチン首相(前大統領)が来日しておりました。隠れてしまった感があります。
三木たかしさん、懐かしい名前ですね。幼い頃見たスター誕生では審査員で必ずおられました。演歌から高校サッカーのテーマソングまで幅広い活躍でした。
森光子さん、素晴らしいですね。放浪記が2000回、初舞台は41歳のときだとか、「毎年せりふを忘れ、1から作りなおす。」深いいことばに感動です。
地道に基本に忠実な活動をしておられるのは、やはり最後には勝つのかもしれません。
こわしや本領発揮?
何人かの方が、民主党の小沢前代表に絡む記事を載せておられましたが、今日突然の代表辞任表明の記者会見が行われました。
小沢氏は田中角栄元首相の秘蔵っ子で、選挙のやり方などは田中角栄氏譲りの豪腕振りを発揮して来ました。しかし、いつもこれからというところで、必ず放り出したりおかしくするので壊し屋と言われて来ました。
今回も政権交代かなというところで問題を起こしてしまい、辞任。「自民は不満、民主は不安」という国民心情を固めてしまうようなことになりました。
さて、今までの太郎と一郎の長男対決でしたが、これからの国会はどうなるのでしょうか?補正予算案も衆議院を通過したら参議院へ送られますが、そのときに太郎さんがどう、宝刀を抜くのかが注目されます。
でも、国民にしたら、そんなことよりも、この補正予算案の中に含まれた、アニメ文化の資料館など訳のわからない特殊法人やそれらの基金を作るそうで、それら、予算案の中身への追求や議論をしっかりやって欲しいですね。
ハッキリ申し上げて、解散までは国会議員なんですから。無茶苦茶にして、次の議員さんにやってもらうというのは、かないません。
未来の日本、地球を考えてお願いします。
ありがとうジェーシー
今日は母の日。好天に恵まれ長浜ツーデーマーチも無事終了したようです。昨年の日記を見ますと冬みたいに寒かったようで、やはりウオーキングは晴れの日がいいですね。参加者にとってはもう少し涼しい方がいいかもしれませんが。
5月の第2日曜日は母の日。今年は義母が亡くなって寂しい母の日となりました。例年、黄金週間が終わると母の日で、お客様の消費は上がります。そうなると、使い果たしたのか母の日が終わったあとは、しばらくお客様の財布の紐が締まりますので、私どもはその間、次の準備に取りかからなければなりません。
それと平行して各組織の総会などが目白押しになり(私は、そんなにないのですが)、役を持っている方は大変ですね。
油甚さんが述べられているように昨日、白さんが結婚されました。新緑の季節にさわやかな風が吹きました。この時季を選ばれるとはさすがにお茶屋さん(芸者さんの御茶屋さんと違いますよ)ですね。
それに対して(比較したらだめなのですが)、今ではあたりまえになっている外国人力士の先駆けとなった、ハワイ出身の元関脇・高見山の東関(あずまぜき)親方が65歳になるため停年で角界(相撲界)を去ることになりました。ハワイから来日して45年になるそうです。
私が相撲を知った頃、高見山は幕内で活躍していて、CMにも出演していました。相撲も豪快に勝つことが多く、元横綱・輪島から金星(前頭が横綱に勝つこと)をたくさん上げています。また、元大関貴ノ花(故人)との最後の一番は両者ほぼ同体も貴ノ花の髷(まげ)が先に着き、高見山の勝ちという名勝負がありました。
また、負けるときはコロッと豪快に負けていました。当時私が大ファンだった女優の紺野美沙子さんが相撲が好きで「高見山の取り口が大好き。」とMHKのゲストで語っていたのが印象的です。
彼が蒔いた種は大きく育ち、大関・小錦、横綱・曙、横綱・武蔵丸がハワイから来日して大成しました。彼らは相撲も強かったですが人間的にも素晴らしい力士でした。これも高見山のおかげだと思います。荒っぽい相撲や態度をとるモンゴルやロシアの力士には見られないことです。残念ながらハワイ出身の力士はいなくなりました。
大相撲の本場所の運営は元力士の親方たちが全てやります。高見山は、その中でも木戸担当(入場券の切符切り)だそうです。普通は停年間近ならしないそうですがファンと触れ合いたい高見山は、最後の仕事としてするそうです。今場所は東京場所なので行けないのが残念です。
ありがとう、高見山関、ありがとうジェーシー(遅くなりましたが高見山の愛称です。)