大往生
パンの話しがいっこうに出てこない。また身内ネタでごめんなさい。身内ネタはあまり書くなといわれているんですが、今回は書いてしまいます。
昨日、新聞を読んでいますと、おくやみ欄に見た事のある名前が。ゆうこりんさんのおうちの近所である母の叔母が96歳で亡くなりました。
私の母方の祖父の妹にあたる人ですが不思議と名前は知りません。その理由は実は地蔵さんを挟んで南にもう一人母の叔母がいました。両方とも苗字はIさんなので、母は二人を「***の叔母ちゃん」(***には叔母さんのご主人の名前が入ります)と呼んでいたからです。私は不思議と長男さんの名前を知っていたので、亡くなられた事が、わかった次第です。
ちなみにもう一人の叔母さんは104歳でまだ健在です。御主人が亡くなられて子供たちが独立した後も一人で96歳ぐらいまで酒屋を続けておられました。さすがに今では大阪の息子さんたちと一緒にお住まいです。今回の葬儀もお越しになる予定でしたがインフルエンザの影響で皆が止めたという事です。ちなみに長浜北高等学校の健在の卒業生(当時は長浜高等女学校)の最高齢者だということです。これもすごいですね。
2年前の祖母の法事の時に、祖父の大正から昭和に変わる頃の日記がでてきたそうです。それによると、妹にあたる叔母さんを非常に大切にしていたことがわかるそうです。また当時京都に奉公に行っていた叔母さんが戻ってくるときの事が書いてあり、今は京都は簡単に行き来ができますが当時は一仕事でのんびりしたものが感じられました。
この日記をお二人が健在なうちに読ませて上げたいと叔父がパソコンに打ち込んで一部ですが仕上げて送ったそうです。読んでいただけてよかったなと思っております。
私が子供の頃にお会いするとあの京都の奉公で身につけられた非常に上品なお振舞いで優しく実の孫のように愛情を注いでくださった叔母さんの姿は忘れる事が出来ません。ご冥福をお祈りします。