おれいのFAX
中川大臣、なんとも締まらないやめ方でした。3年前の夏、全日本パン協同組合連合会の50周年式典が東京の赤坂プリンスホテルで行われました。
当時、農林水産大臣だった中川氏が来賓として出席されました。その日も、公務が忙しかったのでしょうね遅れてこられ、「遅れて来ましたこと、また、クールビズで私だけ上着を着用しておりません。申し訳ございません。」と切り出して、経済社会構造の大きな変化に対応した取り組みを推進して行きたい旨のお話しをされました。席では「さすがに違う。」と切れ者の中川氏をたたえることばが出ておりました。
そんな中川氏があんなことになるのは、私は最初、ボクシングやサッカーでアウエイで相手国に妨害されるように、某国に睡眠薬でも飲まされたりしたのではないかと思いました。
ただ、もしそういう風にやられたとしても、その後の対応がなんともお粗末。私も人の事がいえませんが、器が小さいのではないですかね。うっかり酒に口をつけてしまったでもいいではありませんか。素直に謝ればいいものを。それを下手にいいわけをして墓穴を掘るようなことになってしまう。ひいては、日本国の信用を失い恥さらしになってしまったのです。
さて、どうでもいい事を書いてしまいました。実は、先ほど、昨日行われたI社の30周年記念祝賀会の出席に対するお礼のFAXが流れて来ました。普通は郵便でくるのかもしれませんが、少しでも早くということなのでしょうか。
文中では昨年夏に企画したものの、その後の不況などで中止すべきの意見が出た事。その中でこの記念日を創業から未来につなぐ新たな出発点として位置づけ、未来に向けて飛躍を誓う日にしたいということで開催を決意した事が書かれていました。
また差出人は代表取締役の新社長と取締役会長の前社長の連名。会長も代表権をはずされたということで、本当の意味で新社長の揺るぎない決意と会長の本当のバックアップの姿が見えます。会長の器の大きさが見えます。
日本国の最高のトップが後見人といってやたらと口を出すのと、当社よりははるかに大きな企業ですが普通の一中小企業のトップのこの「次の30年はおまえだ、相談はいくらでものる。しかし、決めるのは自分だぞ。」「今までご苦労様でした。しっかり受け継いでやります。これからも御指導をお願い致します。」のお互いの姿勢。
なんでこんなに違うのでしょうね。政治の世界はわかりませんが、どちらも「人を大切にする。」これが根本にあるかないかの違いかもしれません。