野次と怒号と罵声
油甚さんのブログにありましたように長浜市議会はどうなっているのでしょうか?合併特別委員会の内容で、怒った傍聴人から怒号がでたとか、それに対してN議員が詰め寄ったとか。なんと、低い次元でしょうか。
野次。以前、新聞のコラムか油甚さんの記事で語源があったかと思いますが、最近はものおぼえが悪くなりましてすっかり忘れてしまいました。
スポーツの世界にもよく観衆や相手チームから野次がありますね。野球なんぞは選手も観衆も野次があたりまえ。それに対して柔道などの武道や相撲は選手はもちろん、セコンドからも野次はありません。(相手びびっとるぞぐらいはありますが)
サッカーのフランスワールドカップの予選でUAEに引き分けて追い詰められた全日本に対して観客から罵声が浴びせられました。怒ったカズ(三浦知良)が詰め寄りました。野球でも岡田監督や野村監督がファンの罵声に怒って、止まったことがありました。詰め寄るのはいくらファンと言えども許せないものがあるのでしょうね。ファンもいくら興奮してもわきまえを忘れてはいけません。
さて、政治の世界は国会から市町村議会までなんでこんなに不規則な野次が多いのでしょうか?私達は「会議で人が話しているときは私語は慎みましょう。」と教えられました。「挙手をしてから発言する」ようにとも言われました。
そのことは全く無視ですね。確かに質問者以外は何も言えないので野次ぐらいしか、自分の意見を言えないのはわかりますが、これも品がないのはいけません。議論の中でユーモアとウイットに富む野次はいい議会運営を生む事がありますが、今の国会のように単なる議員の鬱憤晴らしに過ぎないのは弱ったもんです。
また、今回のように傍聴人は発声する事が出来ません。まあ、委員長が閉会宣言してから発声されたので、そんなに問題はないと思いますが、余程腹に据えかねたのでしょう。それに対して脅しのような詰めよりはやはり、民主主義の世界ではよくないと思います。
とにかく、国会や市議会には議事ルールをしっかりわきまえて、やっていただきたい。もし、本当はいけない野次を飛ばすのであれば「この野次が議事を良くするのかどうか」をこれもわきまえてから飛ばしていただきたいとおもいます。
青少年の見本となるような素晴らしい議事運営をしていただきたく、期待しています。