大丈夫?日本
今日(20日)の新聞を見ると、「日本 首位陥落」の見出しが目に飛び込んできました。そこには、
“電気自動車(EV)や携帯電話などの基幹部品となるリチウムイオン電池の2010年世界シェアで、これまで首位だった三洋電機が、韓国サムスン電子グループに抜かれ、2位に陥落する見通しとなったことが19日、分かった”とありました。
現代自動車の「ソナタ」は17日、北米カーオブザイヤーの最終候補3台の内の1台に選ばれました(他はシボレーの「ボルト」日産の「リーフ」です)。近未来には、韓国の自動車業界も日本を追い越すときが来る予感がします。
理由は、韓国がEUとの間で締結しているFTA(自由貿易協定)です。米韓の間においても現在交渉中です。FTAをさらに進めたTPP(環太平洋パートナーシップ協定)は、参加国が全ての品目で関税を撤廃してお互い自由に貿易を行うというグループ協定です。これにも韓国はいち早く参加の姿勢を示しています。
日本がTPPの参加が遅れたり参加しないようなことになれば、今後益々日本の産業界は苦境に立たされることとなり、結果、想定すら出来ない国内状況が起こる心配があります。
政府は第一次産業への抜本的改革に向けた政策を打つと共に、TPPへの参加を早急に協議すべき時だと思います。ところが政府は党内政局一辺倒で、国民をないがしろにしている現実は一体どうしたことでしょう?「国民の生活第一」・「元気な日本を復活させる」とはよく言ったものだと、騙された思いで一杯です。
ちなみに、世界167カ国を対象に測定した「民主主義指数2010」のランキングにおいても、韓国20位、日本22位です。第1位はノルウェー以下アイスランド、デンマークです。米国は17位、英国19位。中国は136位、最下位は北朝鮮でした。