一般質問最終日
今日(10日)は一般質問最終日でした。初日、市長より12月追加補正予算(案)の概要が示されました。そこでは、「緊急総合経済対策」に関連して、本市経済の活性化、観光や雇用等、地域の活性化ニーズに対応するため、ハード・ソフトの両面で交付金を活用し予算規模3億3千万円投入の説明がありました。
3日間の一般質問の全体は中身の濃い応答があったと思います。気になることは最終日の某議員の質問です。高校統廃合に関する質問には、あまりの見識の狭小さを改めて感じ入ったわけですが、幼稚園遊具の使用禁止問題についての質問に?を持ちました。
そこでは、“教育委員会が9月に行った遊具の点検で市内のいくつかの小学校と幼稚園で遊具が不合格とされ、使用禁止になった。11月24日に視察した湖北町の幼稚園ではブランコも滑り台もジャングルジムも全部使用禁止にされていた。
園児が遊具を使って楽しく遊べるようにするのが教育委員会の仕事です。2ヶ月も遊具で遊べないようにしておいて心が痛まないのか!”
この質問では、一方的に相手を攻めるだけで自己を省みるところはどこに無いことに驚きました。これは合併により、長浜市の厳しい基準で旧6町の幼稚園・小学校の遊具を時間をかけて順次調べた結果見つかった問題です。
これらの遊具は長年月(30年前後)使用したもので、危険箇所が発見され使用禁止にして事故を未然に防ぐのは当然のことです。この問題は少なくとも合併以前に解決しておくべき問題であり、その時間はあったはずです。聞くと質問者の奥さんが当時は町会議員であったとのことです。なにをしておられたのでしょう・・・・と言うことになります。
なお、遊具が使えなければ、皆でランニングするなり球技をするなり、その間思いっきり体を動かして体力作りが出来るはずです。それが智慧だと思います。勿論、幼稚園ではしておられると思いますが・・・。
相手に矢印を向ける前に、一度矢印を自分に向けて見るのが日本人の良さであったはずです。正義の仮面をかぶり言いたいことを言い、問題を相手に押しつけるだけで良いのかと、今日はまさに世相を反映した姿を見た思いでした。