TPP
今議会で「TPP交渉への参加に反対する請願」が提出されています。昨日(13日)の産業建設委員会における審査の結果、賛成多数で採択されたと聞きました。私は中央において与野党それぞれ意見が分かれる中、継続審議にするべきだと考えていました。
請願の趣旨には“国内農業への甚大な影響を与えるのみならず、我が国の食糧事情をきわめて危険な状況に追い込み、食料安全保障の観点から国の存続を危うくする可能性が高いから交渉への参加は、断じて行わないこと”とあります。
私は常に自給率60%に回復する必要を求める中で、開国を迫ってきたTPPへの参加は是非ともするべきだと考えています。
参加について農業の衰退が盛んに言われていますが、それは現農業政策の中での話であって、農業政策の抜本的改革をすることによって農業を輸出産業として再生することが可能だと私は考えています。
6年前・4年前に中国にそれぞれ1週間ずつ行きました。その時現地の人に聞いたことですが、富裕層は日本産のリンゴ「ふじ」を一個1,000円で購入するとのことです。
日本産のお米も、富裕層は高価な価格で購入するという報道がありました。それは、日本のお米は美味しくてしかも安全で安心だからだと言うことです。野菜も日本の産物を求めているとのことでした。これは他の国々でも同じだと思います。
私は、日本の農業を産業化することによって競争力が働き、休耕田問題も解消し農業者にも経営者としてやりがいが生まれより良いものが生産されるものと思います。同時に自給率も一気に向上するものと考えています。
その為には一時は莫大な経費が必要だとは思いますが、今やらなければ農業政策改革のチャンスはないように思います。
TPPに参加することによって国内産業も海外進出が減少し、国内の雇用問題もかなり解決するように思うのです。そうでなければ、今以上に海外進出が生じるように思います。
この問題は少し時間をかけて将来の国家のためにしっかりと議論をして方向を示すべきです。今、民主党に賽は投げられているのです。菅さん、今こそ国家のために政治生命を賭けて取り組むべき大問題だと思いますが・・・?。
自民党も国家の将来を展望し、明確な統一した考えを示すべきだと思います。