期待
昨日(3日)午後某書店で「正論」12月号を購入。ついでに“龍馬を超えた男「小松帯刀」”も購入。
さっそく「正論」を開いてみると、巻頭言に“保守再興へ我が闘争は続く 衆議院議員平沼赳夫”とありました。以下内容を抜粋して紹介したいと思います。
“保守の理念とは、長い歴史と伝統に培われた日本の社会を大切に尊重していくというものだ。そのためには安全と平和を自国で担保できる取り組みをしなければならない。国民の安全と安心を保障できない政治の下では国民は自国を愛することなど出来ないからだ。
私は自民党総裁選を注意深く観察していた。しかし、結論から言えば落胆の一言であった。なぜなら、三者とも自民党が結党以来掲げてきた党則である自主憲法制定を声高らかに唱えることなく、安全保障についても言及しなかったからだ。
今私が目指しているのは、自民党と民主党の一部の真正保守政治家と手を携えて第三の流れを作っていくことだ。平沼グループと故中川氏が遺した真・保守政策研究会のメンバーを核に真正保守勢力を立ち上げて、来年の参議院選挙を戦いたいと考えている。
さて、第三の水量の豊かな大河にしていくために何をなすべきか。そこに奇策はない。日本の歴史・伝統・文化に基づいた日本人が幸福になる政策があると言うこと、そして民主党が掲げる政策が如何に日本の将来を危うくするかと言うことを、理路整然と国民に伝えていく以外に道はないと考えている。
我が国の将来を本当に憂える人々は着実にその数を増している。そしてこうした人々の熱い思いを注がれて、第三の流れが着実に水量と勢いを増しているのを実感する。我が国の根幹をズタズタにする民主党の政策に対して、私たちは全身全霊をかけてその防波堤となる用意がある。私たちの戦いはこれからが正念場である。”と結んでいる。
今日の産経新聞のトップ記事は“鳩山内閣 学力テスト縮小・教員免許更新制の廃止検討「日教組政策反映か」”とありました。
発足間なしと言えども、新政府の内政・外交、特に安全保障等の動きを見ていると新政権に期待していた人まで不安が募ってきたのではないかと思います。
このままではポピュリズム(大衆迎合)に走るあまり、財政はもとより、今後日本人が大切にしてきた勤勉・努力・協調、そして日本の歴史・文化・伝統までもが瓦解していくように思われます。私は真の保守再興に大いに期待したいと思っています。