「お伊勢さんのおかげ」横丁

テーマ:まちづくり
今日は商店街連盟の研修で名古屋大須商店街と伊勢・おかげ横丁

大須さんは先日長浜へ研修にお越しになったところ、おかげ横丁さんも一昨年(?)長浜へ視察にお見えになったそうである。

午後2時すぎ。火曜日というのに人人人。ハンパでない人の波。
平成24年に年間約450万人だったおかげ横丁の来街者は、式年遷宮効果で平成25年は一気に650万人だそうである。

お話をお聞きしたが、「平日は例年の土日並、土日は例年のGW並」とのことで、じっくりおもてなし・・・どころではなく、てんてこ舞いというのが実情のようである。一番気にされていたのはポスト式年遷宮。人数が増えると客単価が下がるというジレンマがあるからだ。

長浜の黒壁は1996年の秀吉博で来店数が一気に増え、その後も人数は慚増して200万人を超えたが、人数が増える一方で、売上高は1998、1999年をピークに下っている。つまり客単価が下がっているのだ。人が増えた結果、全国的なチェーン店が進出し、雑多なイメージが加速する。観光地としての質が低下するから、人数も慚減へと向かい、過去の例で言うと愛知万博で急降下。その翌年は一豊千代博覧会で復帰、その後減少し、浅井三姉妹博覧会で復活、また減り始めて・・・結局、大河ドラマの集客頼みという、本来(今でも)集客装置であったものが、主客転倒する結果となった。

現在行われている黒壁のリノベーション事業は新社長のもとで、黒壁本来が持つ魅力を増加させるという、至極まっとうな方針のもとで行われている。周辺としては、期待するしかないが、黒壁の発信力は残念ながら弱い。どのように変わろうとしているのかがちゃんと発信されていないので、期待の一方で疑心暗鬼を生む。このあたりは第3セクターなんだから、ちゃんと説明してほしいものだ。(私の店は、黒壁がどうなろうとビジネスに関係ないけどね、商店街の理事長としてはそうもいかない)

さて、今回 赤福さんがどういう思いでおかげ横丁を手がけられてきたのかということは確認することができた。一社がプロデュースする強みがある反面、別の軋轢もあるということだろう。

伊勢神宮のピンと張り詰めた空気と、おはらい町・おかげ横丁の雑多ともとれる雰囲気は実に対照的だ。来街者は30代以下が50%にもなると聞いて納得だが、神宮の参拝の後に大人が落ち着いて食事できる場所は少ない。その辺りが課題ではないか。

よくよく突き詰めれば、長浜も同じなのだ。

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