十日戎のまかない
本日、3時過ぎからと遅くなりましたが、十日戎の吉兆販売御奉仕に行ってまいりました。毎年、行かせていただいているのですが、色々な人が来られます。福笹の販売をしておりますと、予算に合わせて米俵や鯛、蔵、小判、熊手などをつけます。会話の中でちょっとおまけしたり、無料のもので豪華に仕上げるなど十日戎ならではの愉しいひと時もあります。
大体3000円から5000円クラスが多いのですが、気持ち良く買われる方もいれば、ねぎり倒される方、値段はそのままで少しおまけをと人間性が良く示されます。
また巫女さんたちも、一生懸命やってくれまして、毎年巫女さんは入れ替わりますが私達は年をとりますので、そのあたりが面白いです。
さて、十日戎の御奉仕に行きますと、昼と夜の賄いがあります。食事は奉賛会の婦人部のかたがたに作っていただきます。今日はぶり大根と味噌汁、金平ゴボウやぬたのあえたもの、たくあんなどの漬物でした。日本酒をやかんで燗したものも出ます。
食事は交替で参集殿で取ります。皆でわいわいがやがや。寒い中にいますので味噌汁が美味しい。やはり大鍋でたくさん炊いてしますのでいいですね。それにご飯は小櫃に移してあるので本当に美味しいです。
某豆腐やさんが言っておられました。大皿に盛り付けたおかずを指して、「家で食べたらそんなに美味しいとは思わんけど、こうやって食べると美味しいな。」と。彼の奥さんの料理の腕が悪いのではなく、みんなで食べると美味しいねということなのです。
こういう暖かなふれあい。色々な人が役割を果たして今年も明日11日の、残り戎のみとなりました。大雪が心配されますが、この温かい心で、この長浜、そして日本を心豊かな温かい国にして行きたいものです。