自己矛盾
昨日(29日)参院で首相に対する問責決議が可決しました。これについては今日(30日)の各紙で報道しています。
産経新聞には問責決議文全文が出ていました。そこには前文に「・・。今国会で消費税増税法案を成立させるべきではない」とあり、中段では
“最近の国会運営では民主党・自民党・公明党の三党のみで協議をし、合意をすれば一気呵成に法案を成立させるということが多数見受けられ、議会制民主主義が守られていない。・・・。”とあります。
この原案は先に決議文を提出していた中小政党に主導権を握られ、自公が作成した原案には中小政党の賛同が得られなかったようです。
採決に当たり、公明党は内容の矛盾に同意せず棄権しましたが、自民党は早期解散に追い込むために渋々?賛同したようです。
その中で棄権した自民党の丸山和也参院議員は、「消費税増税法に賛成し3党合意もしたのに、これらへの反対を理由とした問責に賛成することは自己矛盾で、茶番だ」と批判しています。その通りであって、今国会でやるべきことが沢山あるはずです。
中小政党は自民・公明を分断したとほくそ笑んでいることと思います。特に喜んでいるのは「生活第一」の小沢ではないでしょうか?
自己矛盾に気付かぬ自民党執行部は、国民目線で物事を見ることををすっかり忘れているようです。これではまたぞろ国民から見放されるのではないでしょうか?