駆け込み寺?
今日(14日)の読売、産経新聞の1面トップ記事は、「維新合流10人超」等の見出しでした。記事には、
“「大阪維新の会」との連携を前提とした民主、自民、みんなの3党の国会議員による研究会結成は、維新の会と議員側の双方の利害の一致が背景にある。
維新の会は、新党と合流すれば政党用件を満たすことが出来、議員側は、世論の高い支持を得る維新の会との「蜜月ぶり」をアピールすることが出来る。・・・。”とありました。
「大阪維新の会」の「維新」は、明治維新から来ているものと思います。この明治維新は、開国と王政復興という大変革を求める人達が旧幕府軍と命をかけて戦い見事勝利し、維新政府(明治政府)を樹立しました。そして今日の近代国家の礎を築きました。(靖国神社にはこの戦いに散った維新軍の人が最初に祀られました)
近頃維新と名の付く政治団体が乱立しているようですが、彼らはこうしたことが分かっているのでしょうか?
さて、「大阪維新の会」代表;橋下徹大阪市長は確かに決断と実行が早く今日求められる政治を推進していると思います。しかし、私はそこに集まっている人達には疑問を持っています。
私は人気があるからと集まる政治家を信用できません。例えば民主党の議員です。1票格差是正はもとより公約した議員定数削減(衆院80,参院40)をどうするのかと云うことです。
公約は見事に破棄し、身を切る努力の出来ない議員が、足下が危ういからと逃げ出しては維新を口にする資格はありません。私には彼らが哀れに思えてなりません。
現状の「大阪維新の会」は、次期落選候補議員にとっての体の良い「駆け込み寺」か「選挙互助会」に映ります。換言すれば、「議員(私)の生活第一党」です。
来るべき総選挙では、前回の失敗を繰り返すことなく決してメディアに流されず、有権者がしっかりと候補者の情報を集めて消去法で人物で選ぶべきだと考えます。