除染
今朝(18日)産経新聞を開けると14面の見出し、「シュッと吹き、紫外線に当てるだけで除染」が目に飛び込んできました。以下に抜粋して記します。
“滋賀県東近江市の金属加工液製造メーカー「スリー・イー」と、同県長浜市の長浜バイオ大学の大島淳教授(遺伝子工学)は17日、放射性物質に汚染された土壌の除染に効果がある特殊な水溶液を共同開発したと発表した。
土壌汚染は水で洗い流すなどしているが、この水溶液は、噴霧し紫外線に当てるだけで効果があるといい、福島県で実験したところ土壌で6割減、雑草で9割減まで除染に成功したという。人体や環境への影響はほとんどないという。
・・・。同社はさらに精度を高めた検証を大阪大学で共同で始めており、近く結果を出す予定。大島教授は「水溶液をかけるだけで除染出来るとは、従来の常識では考えられなかった。画期的な技術になる可能性がある」と期待を寄せている。”
現在、福島原発の放射性物質を除去し線量率を低減するために、高圧洗浄やデッキブラシでの除去、さらに表土のすき取り等をしています。この土は埋設しなくてはならず、それらの経費は莫大です。
除染費用については第3次補正予算で総額12兆円規模が示されました。今後原発利権が生じる事が心配されます。滋賀県で開発された除染液が一刻も早く実用化されることに期待したと思います。