狂気の沙汰?
昨日(8日)民主党常任幹事会は小沢一郎の党員資格停止処分の解除を決定しました。私には狂気の沙汰としか思えません。それについて読売の社説、・産経の主張でそれぞれ論陣を張っています。両紙より抜粋して記します。
“小沢氏が政治資金規正法違反で強制起訴された後の昨年2月、当時の民主党執行部は、「裁判確定まで党員資格停止」とする処分を決めた。
にもかかわらず、控訴期限の10日付けの解除とし、指定弁護士が控訴しても変更しないという。自ら決めた期限を一方的に覆した。
これは公党の資格はないと宣言したに等しい。国民の信頼を自ら踏みにじっては、誰も民主党を信頼しなくなるだろう。
この問題で輿石東幹事長は「党内の結束」を掲げ、処分の早期解決を主張してきた。だが、政権を担う民主党に求められているのは、党内融和ではなく、対立を恐れて重要政策を決められない欠陥をどう是正するかだ。”
今日(9日)指定弁護士側は東京高裁に控訴することを決めたとあります。これを踏まえた記者団の党員資格停止解除についての質問に、輿石東は「聞くだけ野暮だ、控訴しようとしよまいと変わらない」と答えています。
現状は幹事長に輿石東を差し込んだ小沢一郎の勝利かも知れませんが、国民はそこまでアホではありません。必ず報復されると思います。
そして、輿石幹事長に押し切られた民主党常任幹事会のメンバーは、小沢に【庇を貸して母家を取られた】ことをしっかりと反省するべきです。さらに、解除を認めた野田首相の責任も問われねばなりません。