老婆心
橋下徹代表率いる大阪維新の会は期待を持って見ていますが老婆心ながら心配事があります。
橋下大阪市長は平成8年2月大阪府知事に当選。登庁して云った言葉は「皆さんは破産会社の従業員だという覚悟を持って大阪府を立て直して欲しい」でした。
早速08年度は5兆円の累積赤字を抱える大阪府の財政再建に向け、想像を超える仕分の結果08年度の収支結果は黒字になりました。これには職員は本より府民の理解があってのことだと思います。
以後、橋下知事の決断と実行力・突破力を府民は後押ししました。大阪市長になってもその姿勢は変わりません。そんな橋下大阪維新の会は国政に打って出るべく「維新塾」を開設し、3000人を超える応募者があったと言います。
しかし、既に報道されているように維新の会の杉村幸太郎市議会議員が職員労働組合が選挙活動に使った可能性があると示した「職員リスト」は非常勤嘱託職員の捏造と判明しました。その後謝罪をしています。
さらに、3日大阪維新の会の飯田哲史市議会議員が政務調査費を不正流用(環流献金)していた問題が報道されました。全額返金したとのことですが納得できません。それにしても大阪市の政務調査費が51万3000円とは驚きです。
これらは時の勢いに便乗した議員が多く誕生し、維新の会としての人物査定や議員としての指導が出来ていなかったものと思います。
今後国政に打って出ると云うことですが、よほど各人の調査をしないと国民の失望を買うことになるでしょう。要は、数ではなく人格の優れた人物を選考すべきだと思います。