全国学力調査
今日(2日)は4月に全国の3割が抽出されて実施された小学校6年生と中学3年生の4回目の全国学力調査結果が各実施校に届けられます。
これには多くの問題が含まれています。
国が費用を負担して答案の採点と集計を行うのは抽出対象校(3割)の約1万校だけです。希望参加校(4割)は独自に採点しなければなりません。
民主党政権はコスト削減を理由に、十分な議論もないままに過去の全員参加方式を中止しました。
全員参加の場合の予算は57億円、抽出方式では33億円ですが、この差額よりも過去積み上げたデーターの効果が失われた代償のほうが大きいのではないでしょうか。
いまだに納得がゆかない高校無償化には4000億円の経費が投じられています。この現実を国民はどのように考えているのでしょう?
今回民主党が全員参加方式を取りやめ抽出方式にした理由は ○過度な競争排除 ○無駄削減等でした。しかし失ったものはその経費差額以上のものだと思います。要は全国の実態把握が出来ず、評価が不公平でしかも資料にならないと言うことです。
ちなみに抽出による滋賀県は決してレベルが高いとはいえません。特に小学校のレベルが低いようです。
教育は国家の最優先課題です。しかし日教組(輿石 東)が支える民主党政権では、教育問題については今後も極めて心配事が多くなるでしょう。
気が付いたときには中国や韓国・北朝鮮に物言えない国民に成り下がっているのではないでしょうか。
私ごとですが、先の参院選では山梨県民の良識に期待していましたが、宮川典子氏が3745票差で負けたことが残念でなりません。