戦略的互恵関係?
最近「戦略的互恵関係」という言葉を良く見聞きします。これは安倍晋三首相と胡錦濤主席の首脳会談で合意されたものです。
これについて調べてみますと、要は「戦略;政治体制が異なる両国関係を踏まえて、互恵;お互いにメリットを享受することによって日中関係を発展させようとするもの」と云うことかと思います。
今日(18日)の産経新聞の正論に、西原 正(平和・安全保障研究所理事長)氏が「『戦略的互恵関係』という幻想」と題して記されていました。その末尾を記します。
“・・・・。日中両国政府は、「戦略的互恵関係を深める」を謳い文句にしているものの、今回の事件でそんな関係の構築は幻想ないしは虚構に過ぎないことが明白になった。
「戦略的互恵関係」という用語が使われだした08年5月以降も、中国は、東シナ海の日中中間線付近での石油採掘を日中共同で行うとされているのに、これに応じていないばかりか、自国独自の試掘を再開させたフシがある。
中国は日本の国連常任理事国入りに反対、北朝鮮に拉致問題解決を近年働きかけた様子もない。
中国は、東アジアでの米海軍や海上自衛隊の影響力を排除しようとしているし、戦勝65周年声明を出してロシアと戦略的関係も構築している。どこに日中の戦略的互恵の働きがあるのか。
日本は、対中関係を重視するのは当然だとしていも、過度の経済依存を避け、多少の経済制裁を受けてもあたふたしない態勢を整えて対抗措置も備え、一定の距離を保つようにすることを戦略としなければならない。
周辺国への上位意識を持ち覇権を振り回す一党独裁体制とのお付き合いには、それなりの気概が必要なのである。”
国家観なく、何事も場当たり的で都合の悪いことからは逃げて責任転嫁をする無責任内閣、櫻井よしこさんの言葉を借りれば「卑怯者外交では日本は潰れます」と言わざるをえません。
国民もそろそろ目覚めるときではないかと思います。
統廃合問題Ⅱ
今日(15日)13:00より、市役所西別館第2委員会室において高等学校統廃合問題について17人(欠席3名)の市議会議員と2名の県議会議員で協議の場を持ちました。
長浜市では県による説明のない中で、高校統廃合反対の署名運動が既に行われています。私たちは県の動向を知るために長浜市選出の県議会議員をお招きしました。
ポイントは、“現在滋賀県は、社会の多様化・生徒の多様化・危機的財政状況等から高等学校の統廃合を含めた学科・規模・配置の見直しをしています。
規模は概ね6学級から8学級程度を適正規模と考えています。その目途は平成30年度当たりを考えているとのことです。今年度に結論を出すのではなく、議論を交わして対応する”といったことです。
何時の時代も同じですが、高校の統廃合についてもその時代の社会状況やそのニーズにより学科の在り方等を考えて行く必要はあると思います。
私は少子化や財政問題からの単純な統廃合には反対です。しかし先に述べたように、子どもたちの・地域の・国家の将来のために、統廃合問題を幅広く多様な視点で考えてゆくのであればそれも視野に入れて大いに議論をするべきだと考えています。
今後も今日のような話し合いを持ち、県に働きかけるべき問題が生じれば働きかけて行きます。
求む・強きリーダー
先のノーベル平和賞に中国の民主活動家劉暁波さんが選ばれました。彼は「この賞を天安門事件の犠牲者に捧げる」と語りました。この受賞には中国政府の度重なる圧力があったといわれています。
この受賞により、欧米各国の政府は氏の釈放を求めています。台湾の馬映九大統領も劉氏の釈放を中国に求めています。
市民運動家で民主化を誰よりも標榜してきた我が国の首相菅直人は、劉氏の受賞を「しっかりと受け止めておきたい」と語るだけで、今日まで「釈放」という言葉を語ったことがありません。
いまからでも遅くはないのです。中国にしっかりと劉暁波さんの釈放を強く求めれば如何でしょう?そうすれば支持率は強く跳ね上がり「小沢一郎何するものぞ」と強く打って出ることが出来ると思うのですが。
いまの日本国は、このままならず者国家中国に身を売るのか世界に冠たる日本国になるのかまさに岐路に立っていように思われます。
今日の報道によりますと、民主党有志による劉暁波氏を支援する会を結成するという動きもあるようです。野党も共に取り組んで頂きたいものです。少しですが、期待をしたいと思います。
いま日本にはチリの落盤事故のリーダーで最後の救出者となった現場監督ルイス・ウルスアさんのような強いリーダーが求められているように思います。
今日のように周辺国が極めて危険な状況下では、逃げ腰・弱腰で、その上自己保身の管直人氏では日本国の首相はとても無理なようにお思われてなりません。
生還
今日(13日)正午過ぎ、チリ落盤事故で深さ600㍍以上の地下に閉じこめられた33名の世紀の救出作戦第一号の方が、日本時間12:10に生還しました。
救出後大統領と抱擁する救出第一号のアバロスさん。
家族との再会。
少しほっとしたか?アバロスさん。
チリ落盤事故は8月5日に起こり以来69日に及ぶ前例無き地底生活。よくぞ頑張ったものです。その精神力の強さに感服しています。
これには、リーダーの指導力・33名の団結力・地上からの手厚い支援体制があったからだと云われています。一昨日の新聞には、全員が「最後に残る」と言ったと記されていたように思います。
この救出に当たって日本も一役買っているようです。それは宇宙飛行士用の抗菌下着330着や宇宙食40袋などの支援物資を提供したとのことです。
抗菌下着は汗などのニオイを分解する素材が使われ、実際に宇宙飛行士が着用しているものです。
宇宙食は黒飴とミントキャンディーです。これはストレス解消に効果があると宇宙食に認定されているようです。
総ての人が無事救出されることを心から念じています。
月下美人
昨夕(11日)18:00頃から23:00頃に懸けての我が家の月下美人の様子です。
17:30過ぎに会合のために出かける前の様子。
23時頃帰宅したときの様子です。
そして今朝6:30頃の月下美人の様子。「花の命は短くて・・・」とはよく言ったものです。
交流大会
昨日(11日)7:45に家を出て長浜ドームへ向かいました。用件は「長浜スポーツ少年団交流大会&エンジョイ子どもスポーツ大会」に「長浜パンサーズ」も参加するためです。
9:00から開会式。
準備体操の後、最初の競技は大縄跳びです。女子のBチームも懸命に頑張りました。
男子チームはお父さんに入ってもらいよく頑張りました。
女子Aチームも頑張りましたがあと一歩及びませんでした。
午後はニュースポーツの体験をしました。15:30に終了しましたがみんな楽しい一日を過ごすことが出来ました。
余呉町
昨日(8日)10:00より、会派「プロジェクト21」の学習会を持ちました。テーマは「高等学校の統廃合問題」です。すでにブログでも記しましたように、先に取り組むべき問題もあり、今後県議会議員等を交えて検討協議してゆくことになりました。
午後は、私達の会派と共に「新しい風」「公明党」「無会派」の議員計20名で余呉町を訪問しました。この内都合で3名の者は欠席しました。
13:00より支所の方の案内で余呉町各地を回りました。写真は民営化された余呉荘です。
淀川水系の源はほとんど福井県との県境です。
風雪に耐え抜いている栃の木峠の栃の木です。樹齢500年以上とのことです。
栃の木峠の道路標識です。この余呉町は、長浜市の3分の1の面積を占めています。
これは丹生ダムが設置されるとき、ダムの底に当たる所にある案内板です。ここから上に140㍍の高さだとのことです。
ウッディパル余呉で食事を取り、19:00より森林文化交流センターで余呉町の各代表者12名の方々と懇談会を持ちました。特に余呉町の課題と今後のまちづくりについて聞かせて頂きました。
特に大きな課題は
①限界集落問題 ②獣害対策 ③雪害対策でした。
今後さらに話の内容を精査して、行政等と話し合いをしてゆきたいと思っています。22:00少し前に帰宅しました。
視察
一昨日(7日)は長浜・米原市議会連絡協議会による豊田市の視察でした。8:00前に長浜市議会議員6名、米原市議会議員6名他に事務局4名で出発しました。
目的は、両市共に外国人居住者が多く今日多文化共生社会の実現が求められています。そこで、豊田市は自動車関連企業で働く外国人住民が多く、国際化推進計画の下先進的取り組みがなされており、それを研修するためです。
豊田市の外国人登録者数は現在15,000人前後で、平成13年度に豊田市多文化共生推進協議会が発足し、以来様々な手だてをしています。
しかし豊田市が抱える大きな課題があります。それは三つの壁(法律の壁・言葉の壁・心の壁)と、三つの課題(教育・青少年問題、保険・労働問題、コミュニティ問題)です。
特にコミュニティ問題については、個人主義のため自治会組織についての意識はなく、日本人との間で様々なトラブルが起こっているようです。
長浜市においても規模は小さくとも(4,000人超)同じ問題があるやに聞いています。今後、如何に共生してゆくのかはより以上に考えてゆかなくてはならない課題だと思いました。
昼食後13:30過ぎから「トヨタ会館」へ行きました。そこには価格発表のされていない最新の車や超高級車(LS600hL)が展示されていました。そこで感心したことがあります。
社会見学?に来ていた西尾市の小学5年生の児童達ですが、どの子もみんな「こんにちは」と挨拶をするのです。またその見学態度も立派でした。私も彼等に挨拶をしましたが、長浜市の子どもたちだったら?、と考えてしまいました。
統廃合問題
今日(6日)手元に「県立高校の大幅な統廃合はやめてください(要請署名)」という書類4枚が届きました。
それは各校のPTA会長各位に宛てたもので、要請に対する署名とその収集を求めるものです。そこには「湖北の高校を守る会世話人」として長浜市議会議員や各種団体の方々計29名の氏名と役職が記されていました。
文言には「党派を超えて」と謳われていますが、私にはととてもその様に見ることは出来ませんでした。
先に私にも名前を挙げることを求められましたが、趣旨は理解できますが世話人についてはお断りしました。理由は、
①全県一区となった普通科の問題を元に戻すことが先決であること。
②ごく最近、市内において神照幼稚園・国友幼稚園、西黒田幼稚園・神田幼稚園等の統合問題で地元の反対はあっが、このような政治絡みの運動があったのか。
③過去にも旧郡部等で幼稚園・小学校・中学校等の統廃合問題があったが、この様な政治絡みの反対運動がであったのか。
④今後市内においても統廃合を考えて行かねばならない問題があるが、これが進めば足かせになることが考えられる。
⑤私には、背後に来春の統一地方選挙(県議会議員選挙)の影が見え隠れしてならない。
したがって、高等学校統廃合問題は、その是非や代替え案も含めて早急に地元と議論を交わして検討して行くべき問題だと考えます。
配布された文章には、「県教委は今年度中に統廃合計画を発表し、再来年の入試から募集要項を変えるスケジュールを立てています」とあります。
県はこの統廃合計画を今年度中(12月議会や3月議会)に決めようとは考えていないという情報を得ています。善良な市民が党利党略に利用されることがないように念ずるばかりです。
同窓会
今日(5日)午前中雑誌を読んでいると庭の方からとても魅惑的な甘い?香りが入ってきました。見に行くとキンモクセイが今を盛りと咲いていました。
その後、11:25に家を出て友人を誘い北ビワコホテルへ行きました。虎高13回卒業生の同窓会です。
幹事の話を聞いて知ったことですが、今年は虎高創立90年、そして我々は卒業50年になるということです。
参加者は46名、卒業以来50年ぶりに会う懐かしい友もいました。遠くは倉敷から参加してくれ、時を忘れて話が弾みました。
親友を含む物故者が23名もいることに驚き、前回の同窓会から今回の間に9名も亡くなっていることにも驚きました。
次回にはどの様になっていることやら?一日一日を大切にしっかりと生きて行くことを改めて感じたことでした。