同床異夢?
今年4月に当時無所属であった平沼赳夫氏は、石原慎太郎都知事の命名により政党「たちあがれ日本」を結成しました。私は結成当時から、保守の受け皿として誇りある日本を取りもどすべく、真正保守として活躍してくれることを期待していました。
ただ当時から言われていたことは、平沼氏と与謝野氏の政策の違いです。同じ方向を向いて推進できるのか疑問を持たれていました。ここにきて、その違いが出てきたように思います。
まず、同党を含め野党が求めている小沢一郎の国会における証人喚問です。これについて与謝野氏は、「個人的には小沢さんは刑事被告人になる予定で、裁判で争うべきだ。国会に呼びつけて大衆の臨時裁判みたいなことは、憲法から言えばやってはいけない」と述べています。
国民は小沢一郎の疑惑を眼前で明らかにして欲しいと願っているのです。その為に偽証罪が適用される国会での証人喚問があるのです。
民主党の政治献金再開についても、「企業・団体献金は限度額が定められた範囲で当然されるべきことだ」と述べています。この問題は、国民との約束を反故にするのかしないのかが問われているのです。氏の発言は、何かにおもねている様で疑問しか残りません。
知りたいのは、平沼赳夫さんも同じ思いなのかということです。同床異夢とは思いますが、是非ともはっきりとして頂きたいものと思います。与謝野氏と同じ思いならば、私の中においての「たちあがれ日本」への期待は消滅してしまいます。
“しっかりせよ、たちあがれ日本”