大相撲八百長裁判
今日、横綱・朝青龍が八百長疑惑で裁判に出廷しました。当然やってないといいました。八百長の証人としてよく出て来る板井は、朝潮(現・高砂親方)らと同じ時代で、実業団出身でスピード出世をした力士です。現役の最後のころは怪我をしないために、さっと負けることが多かったのを覚えています。
先日行われたモンゴル巡業。見られた方は誰もが、「本場所と違うわー。」と思われたはずです。本場所以外に行われる巡業、今度の米原場所やトーナメント戦もそうです。はっきり言っていつも一生懸命では怪我をしてしまいます。それらを見て八百長や無気力相撲が言われているのだと思いますが、興行としての大相撲を考えて見方を変えるのも大切だと思います。
小泉元首相が表彰式で「傷みに耐えてよく頑張った!感動した!おめでとう!」で有名な貴乃花ー武蔵丸戦。武蔵丸の実力なら、あんな足の状態の貴乃花に負けるわけがありませんが、逆に武道家としての武蔵丸が優しい心、揺れた心で動く事が出来ず、あの結果になったのだと思います。あれを八百長とか武蔵丸がわざと負けたと言うのはもってのほかで、二人に対する侮辱でしょう。
何か汚いとか、体質がおかしいなど言われますが、確かに北の湖前理事長のファンを無視した情けない行動、言動は許せません。ただ、ファンもよく見ればわかりますので、大切なところで八百長まがいの相撲に対してはブーイング。そうでないのには、それなりに見ることが必要だと思います。
最後に野球でのいい審判はクロスプレーでアウト・セーフどちらに上げてもいい判定の時には、「ファンが一番盛り上がる、感動できる判定を下す。」それを瞬時に判定するのが名審判と言われています。