盂蘭盆会
昨日(13日)は家内と娘が鳥羽に行くため8:00にお墓参りに行きました。この時間、既にかなりの暑さでした。今日もそうですがこの所日照り状況が続いています。
さて盂蘭盆会(お盆)の由来についてご承知の方も多いと思いますが少し触れてみたいと思います。
“ある時、お釈迦様の弟子目連尊者が餓鬼道に落ち苦しんでいる母親を見つけ救おうとしますが自分では救うことが出来ずお釈迦様に救いを求めました。
木連尊者はお釈迦様の教え通り、修行僧が雨期に行う安居(あんご)が終わった7月15日(新暦8月15日)に総ての修行僧に供養をしました。母も目連の勧めに従って三宝(仏・法・僧)に帰依しました。
こうして餓鬼道の苦しみから解放された母と子は歓喜し、お釈迦様に「三宝の神通力によってお救いに預かることが出来ました」とお礼を述べました。”
この歓喜を現す踊りが盆踊りとして各地に伝わりお盆の中心的行事となっています。
盂蘭盆会とはこの様な教説が行事となったものです。則ち、父母や先祖を追憶しこれに孝養を尽くすと言うことがお盆という行事の大切な意味なのです。言葉を換えれば南無阿弥陀仏の心です。
自分のことしか考えない人が多くなった今日、私は、こうした行事は日本人の心のよりどころとして何時までも失うことがないように願っています。
この盂蘭盆会は旧暦では7月13日~16日、新暦では8月13日~16日の4日間です。